夏至
夏至は太陽が最も高く昇り、日照時間が最も長くなる日です。
太陽が黄経90度の位置にある時で、日本では通常6月21日頃にあたります。
その瞬間、陽の氣が極まり、その後徐々に陰の氣が増していきます。

夏至は「陽の極み」──そして、転換の扉
太陽が1年でもっとも高く昇る夏至は、生命力、可視性、成熟のエネルギーがピークを迎える日。
陰陽思想では「陽極まれば陰に転ず」とされるように、ここから少しずつ“内に向かう季節”への移行も始まります。
「光を受け取り、次なる変化の種を選ぶ」──そんな時空の狭間とも言えます。
夏至の日にジャーナリングをすること。

光に照らされた“今”を記すことで、意識が目覚める。
夏至の陽光には、『真実をあらわにする性質』があるとも言われるそうです。
書くことで「今の自分」を俯瞰し、魂の“現在地”を可視化していきます。
エネルギーの転換点で“意図”を定める。
宇宙的なサイクルの切り替わりに合わせて、『これからの在り方を明確に宣言』するタイミングであると考えられます。
「どんな光とともに歩むか」「何を育てるか」の種まきに最適であると考えます。
無意識の声”と出会いやすくなる
この日は霊性が高まりやすいとされるため、ふと浮かぶ感覚や言葉に叡智が宿ることもあるかもしれません。
ジャーナルという場が、“魂の声”の受信機のような役割を果たすことも考えられます。
内なる太陽との再契約
私たち一人ひとりの中にも“太陽=中心”があります。
書くことで、『その内なる光源と再びつながる』ことを促します。
もし今日、紙にペンで言葉を綴るとき、
それは単なる「記録」ではなく「祈りであり、創造であり、再誕」となるでしょう。
内なる夜明けの書-夏至に寄せてのジャーナリングプロンプト

個人的な話なのですが、最近、Copilotさんにジャーナリングプロンプトを物語調に変換してもらうのにハマっています。
完全なる趣味です。
いつか、これらのジャーナリングプロンプトをまとめてZINEにしたいなぁ。なんて夢も出てきました。
夏至に寄せてのジャーナリングプロンプトのテーマ
今回の『夏至に寄せてのジャーナリングプロンプト』のテーマは『内省と再出発』
意図を設定するにあたって、自分自身を整理するためのものです。


もし書いていて詰まったら、一つだけ選んで「心に浮かぶことをただ書く」だけでも大丈夫です。
完璧を目指さなくていいので、まずは「今の自分と対話する」ことから始めてみてください。

自分の真ん中に戻るヒントとなれば幸いです。
問1 今、私が本当に「手放したい」ものは何?
考え方、癖、人間関係、恐れ…もう不要なものは何?

問2 心の奥でずっと願っていることは?
小さな夢でも、ずっと封印していた想いでも。
ジャッジの必要はありません。
誰かに(自分を含めて)添削されるためのものでもありません。そのまま綴ってみてください。

問3 今の私が「本当の自分らしさ」だと感じる瞬間は?
どんなときに心が自由になれますか?

問4 最近、私を試してきた出来事は何を教えてくれた?
試練の中に隠れていたギフトに氣付けるかも。

5. この3か月間で育てていきたい「感情」「習慣」「関係性」は?
未来の自分が誇らしく思える選択をイメージしてみてください。

6. 今、私の中で「光」が差していると感じる部分は?
直感やワクワクに従ってみてください。
些細なことでも、反対にとてつもなく大きく感じることでも。

問7 どんなエネルギーとともに、夏至以降の道を歩んでいきたい?
「誠実」「軽やか」「情熱」「安定」などのキーワードでもOK。

おわりに。
これは、未来を選び直すための祈りであり、
もう一度“わたし”を迎えに行くための魔法の地図でもあります。
問いに答えることで、あなたの中の小さな灯火が少しずつ広がっていくでしょう。
それは、かつて置き去りにしてきた本音たちが「ようやく見つけてくれたね」と微笑む瞬間。
他人の色に染まる人生を終わらせ、
自分の色で世界を染めていく──その旅路のはじまりです。
どうか、この書があなたの“光の記憶”となりますように。
夏至の光とともに。