【二十四節氣】啓蟄(けいちつ)

二十四節氣

【二十四節氣】啓蟄(けいちつ)


陽氣 地中に動き、ちぢまる虫、穴開き出れば也
春の陽氣が増して、冬ごもりしていた地中の虫も外へ出てくる頃。

暦便覧
キリヱ
キリヱ

「啓」はひらく、「蟄」は冬ごもりの虫を指します。

太陽黄経345度の時で、旧二月卯の月の正節です。

啓蟄 七十二候

初候 蟄虫啓戸 (すごもりむしとをひらく)
次候 桃始笑(ももはじめてさく)
末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

キリヱ
キリヱ

目覚めや芽吹き。
「啓蟄」の言葉の通り、いよいよ目に見えてスタートするエネルギーに満ちた時期となります。

色々なものが動き始める時期とはいえ、落ち着いて行動することが大切な時でもあります。
猪突猛進の勢いが大切だったりすることもありますが、ただ考えなしに動いてしまうと、燃費がどんどん悪くなっていってしまいます。

キリヱ
キリヱ

精神的に落ち着かない時は「合谷(ごうこく)」という手の親指と人差し指の間の、ちょうど水かきの部分にある万能のツボを押してみると良いそうです♪

この時期、疲れているときに頑張りすぎるとかえって後後まで影響を与えることになってしまうため特に無理は禁物です。

本格的に春となって、一段と隠れていたエネルギーや身体症状が表に出てきます。
花粉症の症状緩和には滋養強壮の期待できる食事を心がけて、冬の養生に戻って免疫力のUPを意識すると良いとのことです。

キリヱ
キリヱ

冬の養生のメインは、
・滋養強壮の食事を心がける
・ゆっくりと寝て体力を温存。

また、自律神経が弱っていると、免疫力DOWNのほか、情緒不安定からのうつ状態になりやすいとのことなので、太陽の光を浴びながらの深呼吸をしてみるのもおすすめです。

そして、自分の周りのエネルギーや物事が
「自分にとって必要なものなのか、不必要なのか」の見極めが特に重要になります。
不必要なエネルギーは、思い切って手放すことが大切。

ならわしと生活。

3月16日 十六団子の日

豊作を願うならわしの一つで、山に住んでいる神さまを里へお呼びして、田畑の豊穣を祈ります。
これは春になると「農事の神さま」として山の神さまをお迎えし、収穫の終わる秋になると山の神さまは山へお帰りになるのを見送る「神去来(かみきょらい)」というならわしです。
杵と臼を使ってお餅をつき、お団子を作ります。
このお餅つきの時になる音が山の神さまをお呼びする音なんだとか。

雑節:春の社日

春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を「社日(しゃにち)』と言います。
この日は、土地の神さま(生まれた時にご縁をいただいた神さま)、五穀の神さまをお祀りして祝います。
春は穀物の生育を祈り、秋は実りと収穫を報賽(ほうさい)します。
報賽⇒祈願成就のお礼に神仏に参拝すること

雑節:春彼岸入り

お彼岸とは、春分・秋分を中日とする7日間のことを言います。
春分(秋分)の3日前が「彼岸入り」
お彼岸は、ご先祖様に思いを馳せ、そして感謝する時。
自分のルーツについて考えてみるのも良い時期です。

啓蟄のくらし

春は「伸びゆく」季節なので、何事も滞らないように意識するとよい季節です。
フィジカル的にも酸味の食べ物やしじみ・しいたけを取り入れて肝臓強化とデトックスを。
風邪や花粉症で鼻水やくしゃみが辛い時は、肩甲骨の間にカイロを置くのが効果的だとか。
その他、生姜湯や暖かいスープをいただくのも。

キリヱ
キリヱ

透明な鼻水は冷えから来ることが多いんだって。
症状を緩和するために温めると良いよ♪ってことですね。

鼻づまりには薄い塩水を使った鼻洗浄や、目がかゆい時は清熱作用のある菊の花のお茶も良いんですって。

◇花粉症に良いと言われているもの◇
柿の葉茶
アストラガリンという成分が含まれていて、炎症物質のヒスタミンの発生を抑える働きがある。
特に鼻水や鼻づまりに。
身体の免疫力をアップさせるビタミンCも多く含まれています。

・胡麻油の鼻バリア
夜、就寝前にごま油を鼻の奥に塗ります。
椿油・オリーブオイルでも良いとか。

・ネギ味噌湯
花粉症の鼻詰まりは、鼻の奥が拒否反応を起こして晴れているため、
ネギの白い部分をみじん切りにして、生姜の絞り汁と小さじ1のお味噌と小さじ1/4のお砂糖に200mlの熱湯を注いだものをいただく。

キリヱ
キリヱ

ただ、私は花粉症ではないので実はこの方法を試したことが無く、
これって良いんだって。と聞いたものです。
自己責任の元、お試しください。

この時期におススメなアロマとハーブのご紹介♪
「デトックスハーブティー」
ネトルとエルダーを1:1でブレンドしたハーブティーです。

精油は抗菌作用のあるティートゥリーやユーカリ。

また、この時期はヨモギの新芽を目にし始めます。

古くから浄化作用や邪氣を祓う万能薬として親しまれてきたヨモギは、艾葉(がいよう)という名前の生薬としても親しまれています。
灰汁が強く、通常だとあく抜きが必要ですが、新芽のこの時期のヨモギはその必要がありません。
葉が固くなると灰汁が強くなるため、先端の新芽以外の生食はおススメしないとのこと。

頭痛や暑氣あたり、冷え対策のお茶として。
あせもや冷え性、神経痛がある時には入浴時にも使えるんですって。

身体を温めて筋肉痛や神経痛の緩和に良いと言われるヨモギ風呂は
乾燥させたドクダミとヨモギをだいたい100g

アネ
アネ

ハーブを入れた洗濯ネットで浴槽に入れると色々簡単♪
乾燥ビワの葉も入れても良き。

ついついエンジンがかかりすぎてしまったり、エネルギー燃費が安定が難しいこの時期にオススメなのが「エナジーハーブバス」

◇エナジーハーブバス◇
・クローブピンク 3
・ラベンダー 2
・ローズマリー 2
・バジル 2
(記載している数字は割合です)

疲れたり、落ち込んだ時に。
ぬるめのお湯で入浴するとリラックス度がUP

水はエネルギーのしずくで、
それが生命力やパワーを与えてくれる。
とイメージしながら入浴してみてください♪ 

 春も本番。

軽やかにステップアップして今世を遊びましょ♪