二十四節氣と七十二候

二十四節氣

このページはアメブロ『意識低い系魔女のくらしの手帖』を加筆修正したものです。

太陽暦・太陰暦・太陰太陽暦

暦はざっくりと、
太陽暦・ 太陰暦・ 太陰太陽暦・ 自然暦・ その他
に分類されます。

太陽暦は、地球が太陽を一周する365.242日を基にしていて、世界の標準的な暦グレゴリオ暦はこの太陽暦です。
太陰暦は、新月から新月までの29.53日を1ヶ月と数える1年が354日となる暦です。
この太陽暦と太陰暦を調和させて、33.4ヶ月に一度閏月を設けて一年を調整したものが太陰太陽暦です。

日本では、明治6年の改暦でグレゴリオ暦を採用するまで、
「宣明暦(せんみょうれき)や「貞享暦(じょうきょうれき)」を経て「天保暦(てんぽうれき)」を使っていました。

キリヱ
キリヱ

これらの太陰太陽暦が「旧暦」と呼ばれます。

二十四節氣

月の満ち欠けを基準にしていると1年は354日なので、季節と日付がズレてしまい、
そうすると、色々と問題が出てきてしまうため正しい季節を知る目安として二十四節氣を併用していたわけです。
(とてもざっくりとした説明ですが、さらっとこんな感じでいいかと思いますw)

二十四節氣は一節氣の長さ(期間)を15.22日として、

立春からカウントして
奇数番目の節氣を「節(節氣)」
偶数番目の節氣を「中(中氣)」と言います。
節氣と節氣前日までの間を1か月とカウントすることを『節切り』、
節氣から次の節氣『前日』までの間を1ヶ月とカウントして、その1ヶ月間のことを『節月』と言います。

季節にズレがないので、農作業などの目安として用いられてきました。

地球上から見た太陽が一周して同じところに戻るのを1年として、
それを4等分したものが「四季」
四季それぞれの中間点を「春分」「秋分」「夏至」「冬至」とします。
ちなみにこの「春分・秋分・夏至・冬至」を『二至二分』と言います。

それぞれの期間を更に3等分したのが二十四節氣です。
こんなイメージ。

二十四節氣は氣候の変化を表していて一節氣は約15日です。
天の赤道と黄道(地球から見た太陽の道筋)による黄道が0度を春分点として、
それを基準に24等分した各点に太陽が通過した瞬間が節氣の変わり目です。
長い間日本では太陰太陽暦と二十四節氣が併用されていました。

二十四節氣の求め方は、恒氣法と定氣法の二通りあり、
一年の日数を二十四等分(15.22日)して決める恒氣法と、
太陽の黄道(太陽が一年で一回りする天球上の道筋)上の位置を二十四等分(角度でいうと15度)し、その点を太陽が通過する瞬間で決定する定氣法があります。

日本では、寛政暦までは恒氣法による二十四節氣を、天保暦では定氣法による二十四節気を採用しました。
現在政府から官報の暦要項として毎年公表される二十四節氣は角度による定氣法によって求められています。

この二十四節氣はその時の季節を知ることができるため、その時期その時期に相応しい生活を送ることができます。
自然のリズムを知り抗うことなく自然に沿って過ごして整えることで、
人智を超えた大いなる存在(エネルギー)を感じ、そして畏敬の念を持つとともに
人間の本来もつ力を発揮できる。と考えて二十四節氣を意識するようにしています。

季節・氣候を表す二十四節氣を更に三等分してさらに詳しく現したものが七十二候です。
これはだいたい5日毎に変わっていくため…

キリヱ
キリヱ

正味、5日ごとに切り替えを意識するのは結構ストイックでないと無理…

師匠
師匠

まあ、キミはそうでしょうな(諦め

キリヱ
キリヱ

なので七十二候は無理でも、二十四節氣を意識するくらいで良いのではないかと思います。
なんしか、『しなきゃ』と追いつめられるくらいなら、ふんわりと捉えるくらいから慣らしていけば良いと思っています。

二十四節氣と七十二候

七十二候の順番は「初候」「次候」「末候」です。
二十四節氣の後に記載している日付は新暦の日にちです。

立春(りっしゅん)2月4日頃
初候 東風解凍  はるかぜ こおりをとく
次候 黄鶯睍睆  うぐいす なく
末候 魚上氷 うお こおりをいづる

雨水(うすい)2月19日頃
初候 土脉潤起 つちのしょう うるおいおこる
次候 霞始靆 かすみ はじめて たなびく
末候 草木萌動 そうもく めばえいづる

啓蟄(けいちつ)3月5日頃
初候 蟄虫啓戸 すごもりむし とをひらく
次候 桃始笑 もも はじめてさく
末候 菜虫化蝶 なむし ちょうとなる

春分(しゅんぶん)3月21日頃
初候 雀始巣 すずめ はじめて すくう
次候 桜始開 さくら はじめてひらく
末候 雷乃発声 かみなり すなわち こえをはっす

清明(せいめい)4月4日頃
初候 玄鳥至 つばめ きたる
次候 鴻雁北 こうがん きたへかえる
末候 虹始見 にじ はじめて あらわれる

穀雨(こくう)4月20日頃
初候 葭始生 あし はじめて しょうず
次候 霜止出苗 しもやんで なえいづる
末候 牡丹華 ぼたん はなさく

立夏(りっか)5月5日頃
初候 蛙始鳴 かわず はじめてなく
次候 蚯蚓出 みみず いづる
末候 竹笋生 たけのこ しょうず

小満(しょうまん)5月21日頃
初候 蚕起食桑 かいこ おきて くわをはむ
次候 紅花栄 べにばな さかう
末候 麦秋至 むぎのとき いたる

芒種(ぼうしゅ)6月5日頃
初候 螳螂生 かまきり しょうず
次候 腐草為蛍 くされたるくさ はたるとなる
末候 梅子黄 うめのみ きばむ

夏至(げし)6月21日頃
初候 乃東枯 なつかれくさ かるる
次候 菖蒲華 あやめ はなさく
末候 半夏生 はんげしょうず

小暑(しょうしょ)7月7日頃
初候 温風至 あつかぜ いたる
次候 蓮始開 はす はじめて ひらく
末候 鷹乃学習 たか すなわち わざをならう

大暑(たいしょ)7月22日頃
初候 桐始結花 きり はじめて はなをむすぶ
次候 土潤溽暑 つち うるおいて むしあつし
末候 大雨時行 たいう ときどき ふる

立秋(りっしゅう) 8月7日頃
初候 涼風至 すずかぜ いたる
次候 寒蝉鳴 ひぐらし なく
末候 蒙霧升降 ふかききり まとう

処暑(しょしょ)8月23日頃
初候 綿柎開 わたのはなしべ ひらく
次候 天地始粛 てんち はじめて さむし
末候 禾乃登 こくもの すなわち みのる

白露(はくろ) 9月7日頃
初候 草露白 くさのつゆ しろし
次候 鶺鴒鳴 せきれい なく
末候 玄鳥去 つばめ さる

秋分(しゅうぶん) 9月23日頃
初候 雷乃収声 かみなり すなわち こえをおさむ
次候 蟄虫坏戸 むし かくれて とをふさぐ
末候 水始涸 みず はじめて かるる

寒露(かんろ) 10月8日頃
初候 鴻雁来 こうがん きたる
次候 菊花開 きくのはな ひらく
末候 蟋蟀在戸 きりぎりす とにあり

霜降(そうこう)10月23日頃
初候 霜始降 しも はじめてふる
次候 霎時施 こさめ ときどきふる
末候 楓蔦黄 もみじ つた きばむ

立冬(りっとう) 11月7日頃
初候 山茶始開 つばき はじめてひらく
次候 地始凍 ち はじめて こおる
末候 金盞香 きんせんか さく

小雪(しょうせつ) 11月22日頃
初候 虹蔵不見 にじ かくれて みえず
次候 朔風払葉 きたかぜ このはをはらう
末候 橘始黄 たちばな はじめて きばむ

大雪(たいせつ) 12月7日頃
初候 閉塞成冬 そら さむく ふゆとなる
次候 熊蟄穴 くま あなにこもる
末候 鱖魚群 さけのうお むらがる

冬至(とうじ)12月21日頃
初候 乃東生 なつかれくさ しょうず
次候 麋角解 さわしかのつの おつる
末候 雪下出麦 ゆき わたりて むぎのびる

小寒(しょうかん)1月6日頃
初候 芹乃栄 せり すなわち さかう
次候 水泉動 しみず あたたかをふくむ
末候 雉始雊 きじ はじめてなく

大寒(だいかん) 1月21日頃
初候 款冬華 ふきのはな さく
次候 水沢腹堅 さわみず こおり つめる
末候 鶏始乳 にわとり はじめて とやにつく

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