【二十四節氣】立秋(りっしゅう)
この記事はアメブロの『意識低い系魔女のくらしの手帖』の『立秋』を加筆修正したものです。
暦便覧
初めて秋の氣立つがゆへなれば也
太陽黄経135度、旧暦七月申の月の正節。
暦の上での秋のはじまり。
この日以降の暑さは残暑となります。
旧暦の7月(新暦8月)は初秋・旧暦8月(新暦9月)は中秋・旧暦9月(新暦10月)晩秋と呼びます。

なので、9月にする十五夜のお月見は『中秋の名月』です。
立秋 七十二候
初候 涼風至(すずかぜいたる)
次候 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
末候 蒙霧升降(ふかききりまとう)
立秋 ならわしと生活
まだまだ暑い盛りで、室内は冷房で冷やしていることが多いので時々外に出て冷えを取り除くとよいそうです。
とはいえ、熱中症に注意が必要なので体調と相談しながら臨機応変に。
代謝を高めるために汗をかくことや、入浴はシャワーだけで済ますだけではなく湯船につかるようにします。

ばーちゃん(師匠の一人)にさ、

うんうん

体が冷えるってことは、体が死体に近づいてるってことなんよ。
だから冷やしたらあかんで。

って言われてから、ちゃんとお風呂の時はお湯につかるようになったよ。

暑いとシャワーで良いかって思っちゃうけどお湯につかると良いことがたくさんだからねぇ。
お盆

地域によっては7月にお盆を迎えるところもありますが、8月のお盆は旧暦7月に合わせていることから「旧盆」と呼ばれることもあります。
13日の朝、盆棚を用意します。

盆棚とは、お仏壇の前に置いてお盆のお花やお供えものを供える机のこと。
精霊馬(しょうりょうま)を作ります。これらはご先祖様の送り迎えをする子たちです。
夕方になったら迎え火を焚いてご先祖様の霊をお迎えします。

きゅうりで作る馬は『早く帰ってきて』
お茄子でつくる牛は『ゆっくり帰ってね』
の意味。
毎年ネットで精霊馬職人たちが繰り広げる芸術の数々を見るのが好きですw
14日15日にお寺さんを招いてお経をあげてもらい、16日に送り火を焚いてご先祖さまをお送りします。
五山の送り火は8月16日に行われ、火の消し炭は魔除けになると言われています。
半紙に包んで、紅白の水引で結び玄関に吊ります。
夏は小腸、秋は大腸に関係が深いと言われていて、夏の暑さが色濃く残りつつ暦の上で秋となった今の季節は特にお腹をいたわる必要があると言われています。
お野菜やお味噌、醤油、ヨーグルトなどの発酵食品を取り入れることによって便秘にならないよう注意が必要な時期です。
この時期旬真っ只中の紫蘇やバジルを収穫してハーブソルトやチンキとして保存しておくのも良い時期です。

Recipe 紫蘇ジュース
紫蘇は発汗を促して冷えを取ると言われています。
紫蘇の香りは氣の巡りを良くするため、ストレスでイライラしたり喉のつかえを改善すると言われています。
高い殺菌作用と免疫力を高める作用、精神を安定する作用で古来から身近なハーブとして親しまれています。
紫蘇の茎は乾燥させて入浴剤としても使うことができます。
■材料■
赤しそ(生の葉)100g
青じそ(生の葉)200g
クエン酸 25g
水 2L
■作り方■
1.大きめの鍋でお湯を沸騰させたら綺麗に洗った紫蘇を入れて、再び沸騰させる。
再び沸騰したら弱火にして約10分ほど煮る。
2.火を止めてクエン酸を入れてよくかき混ぜたら煮汁を漉す。
3.煮汁を鍋に戻し中火にかけ、砂糖を加えて良くかき混ぜる。
あくを取り除き、一煮立ちしたら火を止める。
4.煮沸して滅菌した瓶に入れて冷暗所や冷蔵庫で保存する。
※水や炭酸水で割る場合は約5倍に薄めていただきます。

お腹が弱かったのでよく師匠に作ってもらっていました。
暑い時は冷たい紫蘇ジュースを希望したのにお腹を壊しているからと
お白湯で割ったものを渡されてちょっと不満だったのを覚えていますw
お腹を壊した時にも良し、
そして、健康を願うおまじないにも使われます。