【二十四節氣】処暑(しょしょ)

この記事はアメブロ『意識低い系魔女のくらしの手帖』の記事を加筆修正したものです。

【二十四節氣】処暑


陽氣とどまりて 初めて退きやまんとすれば也

暦便覧

太陽黄経150度の時で、旧暦七月申の月の中氣です。
新暦8月23日頃に迎えます。

移りゆく季節を感じながら無常を学び体感する時期です。

暦便覧は『暑さも少しづつ暑さも和らぎ、涼しくなり始める』という意味です。

処暑 七十二候

初候 綿柎開 (わたのはなしべ ひらく)
次候 天地始粛(てんち はじめて さむし)
末候 禾乃登(こくもの すなわち みのる)

ならわしと生活。

処暑の生活

処暑の時期は夏の暑さが和らぎだし、秋の訪れを感じ始める転換点です。

この時期は自然のサイクルとシンクロして、心と体の浄化とリセットを行うのに最適な時期です。

瞑想や深呼吸を取り入れて、内面的な浄化を促すことがおすすめです。
特に水の近くで過ごす時間を増やすことで、心のクールダウンを図ることができます。
静かな湖や海辺、川のほとりでの瞑想は特に心を落ち着け、内面的なバランスを取り戻すのに役立ちます。

「大地とのつながりを感じること」はグラウンディングの感覚を養うために重要です。

足元を意識し、大地との接触を増やすことで、グラウンディングの感覚を養います。

裸足で土の上を歩いたり、庭仕事を楽しんだりすることで、
大地のエネルギーを取り入れ、自分自身をしっかりと現実に繋ぎ止めることができます。

処暑の時期は移り行く自然のリズムに合わせた生活を心掛けると良いとされています。

日常生活においても、自然界の変化を観察し、その流れに合わせて過ごすことが大切です。
日が短くなり涼しくなるこの時期には、早寝早起きを意識して体内リズムを整えることを意識すると良いとされています。
また、自然の音や香りを取り入れることで、心の安定を図ることも有効です。

この時期は夏の恵みに感謝し、秋の実りに対する期待を持つ時でもあります。
感謝の氣持ちを持つことで、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、心の豊かさを増すことができます。
日々の些細な出来事にも感謝の念を抱くことで、心の平穏を保つことに役立ちます。

処暑の時期を通じて内面的な浄化とリセットを行い、自然との調和を深めることで、心身ともに健やかに過ごすことができるでしょう。

日々の生活の中で感謝の氣持ちを持ち、ポジティブなエネルギーを引き寄せます。
感謝の氣持ちを持つことで、心の豊かさを育み、精神的な安定を保つことができます。

内面の平和を築くための実践

毎日の瞑想時間を持つことで、心を落ち着け、内面の平和を築くことができます。

また、新鮮な空気を取り入れるために、自然の中で深呼吸を行うこともおすすめです。

こうすることで心身のバランスを保ち、健康を維持することができます。

グラウンディング

裸足での散歩や庭仕事など、大地との接触を意識的に増やします。

大地との接触を増やすことで心が落ち着き、精神的な安定を得ることができます。

特に季節の変わり目には、心のバランスを保つことが重要で、グラウンディングは体内のエネルギーを整える助けとなります。

大地のエネルギーを取り入れることで、夏の疲れを癒し、秋に向けての準備を整えることができます。

さらに、自然との接触は免疫力を高める効果もるとされています。
庭仕事や裸足での散歩を通じて、自然の中で過ごす時間を増やすことで、体の抵抗力を強化を図ります。

ジャーナリング

感謝の氣持ちを綴る日記をつけることで、心の豊かさを育みます。

日々の小さな出来事に感謝することで、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、精神的な安定を保つことができます。

また、感謝の日記をつけることで、季節の移り変わりを感じながら、自然との調和を深めることができます。

夏の暑さが和らぎ、秋の訪れを感じ始める転換点に感謝の氣持ちを持つことで、心身のバランスを保ち、健康を維持するのに役立ちます。

さらに、感謝の日記を通じて、自分自身の内面を見つめ直す機会を持つことができます。
感謝の氣持ちを綴ることで、自己肯定感が高まり、前向きな気持ちで日々を過ごすことができるでしょう。

体調管理

急に涼しくなり出すことで風邪をひいたり、台風などの氣圧の変化に影響を受けて体調を崩しやすくなる時期です。

東洋哲学ではすべての物事が陰と陽というふたつのエネルギーで構成されていると考えられます。

処暑の時期は夏の強い陽のエネルギーが徐々に収まり、
体感的にも陰のエネルギーが増してくる時期です。
この変化を受け入れることが自然との調和を図る鍵となります。

このバランスの変化を受け入れることで、自然との調和を図ります。

心と体の調和を保つために、秋分を迎えるまでの特にこの時期には陰陽のバランスを意識し、穏やかな生活を心がけることが大切です。

五行説では『木、火、土、金、水の五つの要素が相互に影響しあい、すべての物事を構成している』とされます。

秋は金の季節であり、金は肺や呼吸器の健康を意識することが大切です。
深呼吸や穏やかな呼吸法を取り入れることで、金の氣を高めます。
この時期に肺や呼吸器の健康を意識することは、五行説においても全体的な健康を維持するために重要な意味を持ちます。

処暑の時期には夏の疲れが溜まりやすく、氣の巡りが滞ることがあります。
これを防ぐために、日常生活の中で氣の流れを意識し、積極的に動くことが大切です。

散歩や軽い運動、ストレッチなどを取り入れることで、氣の巡りを良くし、心身のバランスを保ちます。

季節のリズムに合わせた生活習慣

処暑の時期には徐々に日が短くなり涼しくなるため、季節のリズムに合わせた生活習慣を心掛けることが重要です。

早寝早起きを意識することで、体内リズムを整え、健康を維持を図ります。

体を温める食事のすすめ

処暑の時期には夏の冷たい食事から温かい食事に切り替えることで、体を内側から温めることが重要です。

穏やかな呼吸で氣の流れを整える

処暑の時期には穏やかな呼吸法を取り入れることで、氣の巡りを意識し、心身のバランスを保つことが重要です。

これらは季節の変わり目に体調を整え、健康を維持することを目的としています。

『出来る限り』自然界のリズムに調和した生活を意識するのがポイント。

処暑に摂りたい食材

季節の変わり目に体調を整え健康を維持するために、胃腸の調子を整えたり、肺や呼吸器の機能をサポートしたり、体を冷やしつつ栄養を補給してくれるものを意識して取り入れると良いとされます。
また、体を温めて免疫力を高める食材や、ビタミンやミネラルが豊富で全体的な健康をサポートする食材も含まれています。

大根: 胃腸の調子を整える。
銀杏: 肺を潤し、呼吸器の機能をサポートする。
枝豆、冬瓜、オクラ: 夏の名残を感じさせる食材で、体を冷やしつつ栄養を補給する。
生姜: 体を温め、免疫力を高める。
トウモロコシ、トマト: ビタミンやミネラルが豊富で、全体的な健康をサポートする。

師匠
師匠

食事は味噌や醤油などの昔からある自然な食材や素材本来の味を楽しむことを特に意識してみると良い時期とされています。

氣の巡りを良くして胃腸の力を高めると言われている大根は胃腸の不快感や不調の時に。
銀杏は肺に潤いを与えて呼吸器の働きを高めることで、咳や痰のある症状の改善に良いと言われています。ただし、摂りすぎると中毒を起こすことがあるため食べ過ぎには注意が必要です。

師匠
師匠

旬の食材を取り入れることで、暴風ともなり得る風のエネルギーに飛ばされないようしっかりとグラウンディングすることも、この時期の運氣を呼び込むポイントです。

この時期の旬の食材はなんでっしゃろ。

師匠
師匠

枝豆・冬瓜・オクラ・生姜・トウモロコシ・トマト
みょうが・すだち・かんぱち・タコを使うことが多いかな?(我が家では)

まだまだ夏感があるモノが多いね。

師匠
師匠

まあ、まだ昼間は暑いし、どっちかというと体感的には夏だからね。

処暑のHerbalism

台風の季節に入るため、庭などの植物が倒れてしまわないように備えます。
ディルやフェンネル等、大きく育ったものは支柱を立て、種がついてきたら台風が来る前に収穫してしまいます。
ディルは1年草なので、秋分の頃に種を蒔きます。

レモンバーム

別名:メリッサ
和名:セイヨウヤマハッカ・コウスイハッカ
学名:Melissa officinalis

効果・効能:リラックス効果・消化促進作用・抗菌抗ウイルス作用・抗うつ作用・抗酸化作用・鎮痙作用 など

レモンバームはリラックス効果があり、ストレスや不安を軽減してくれます。
処暑の時期は夏の疲れが溜まりやすく、心身のリセットが必要な時期です。
レモンバームのリラックス効果は心の安定を保つのに役立ちます。

レモンバームは心を落ち着け、精神的なバランスを取り戻すのに役立ちます。

ラベンダー

別名:真正ラベンダー・コモンラベンダー
学名:Lavandula angustifolia/Lavandula officinalis

効果・効能:リラックス効果・抗菌抗ウイルス作用・抗炎症作用・鎮痛作用・消化促進作用 など

ラベンダーはリラックス効果があり、不眠症や頭痛の緩和に役立ちます。
処暑の時期は氣温の変化が激しく、体調を崩しやすい時期です。
ラベンダーのリラックス効果は、体調管理に役立ちます。

また、ラベンダーは浄化と保護の象徴とされ、ネガティブなエネルギーを取り除くのに役立ちます。

ペパーミント

学名:Menthapiperita
別名:セイヨウハッカ(西洋薄荷)

注意事項(クリックで詳細が開きます。)

ペパーミントは胃酸逆流や消化不良の症状を和らげる効果がありますが、過剰摂取すると逆に胃腸の不快感を引き起こすことがあります。

効果・効能:消化促進作用・賦活作用・鎮痙作用・鎮痛作用・抗炎症作用・駆風作用・利胆作用・抗菌抗ウイルス作用 など

ペパーミントは消化を助け、頭痛や筋肉痛の緩和に役立ちます。
処暑の時期は夏の疲れが胃腸に影響を与えることが多いため、ペパーミントの消化促進効果が有効です。

ペパーミントはエネルギーを高め、集中力を向上させるのに役立ちます。

Recipe

ラベンダーのアロマバス

ラベンダーのアロマバスは、リラックス効果が高く、ストレスや不安を軽減し、心を落ち着けるのに役立ちます。特に、ラベンダーの香りは神経を鎮静させ、深いリラクゼーションを促します。

ラベンダーは浄化と保護の象徴とされ、ネガティブなエネルギーを取り除くのに役立ちます。処暑の時期は、夏の疲れが溜まりやすく、心身の浄化が必要です。ラベンダーのアロマバスを通じて、心身の浄化を行い、内面的なバランスを取り戻すことができます。

材料
・ラベンダーの精油5滴
・キャリアオイル(例: ホホバオイル)大さじ1

作り方
キャリアオイルにラベンダーの精油を混ぜ、バスタブに入れたお湯に加えます。
リラックスしながら入浴してください。


アネ
アネ

キャリオイルのかわりにエプソムソルトを用いるのもお勧めです。

エプソムソルトはリラックス効果や筋肉の緊張を和らげる効果があり、ラベンダーのアロマバスに非常に適しています。

材料
・エプソムソルト1カップ(約240g)
・ラベンダーの精油5滴

アネ
アネ

エプソムソルトの分量は参考です。
お使いのエプソムソルトに記載されている一回分の量を目安にしてください。

作り方
1.バスタブにエプソムソルトを1カップ入れ、ラベンダーの精油を5滴加えます。
2.よくかき混ぜてから、リラックスしながら入浴してください。

レモンバームティー

処暑の時期は夏の疲れが溜まりやすく、心身のリセットが必要な時期です。レモンバームティはリラックス効果が高く、ストレスや不安を軽減し、心を落ち着けるのに役立ちます。特に、レモンバームの香りは神経を鎮静させ、深いリラクゼーションを促します。
また、夏の暑さで胃腸の調子が乱れやすい時期でもあるため、消化を助け、胃の不快感や膨満感を和らげる効果で、胃腸の健康を保ち、全体的な体調を整えることができます。

レモンバームは心を落ち着け、精神的なバランスを取り戻すのに役立ちます。
この時期は、夏の強い陽のエネルギーが徐々に収まり、陰のエネルギーが増してくる時期です。
このバランスの変化を受け入れることで、自然との調和を図るため、レモンバームティを飲むことで、心身の浄化を行い、内面的なバランスを取り戻すことができます。

材料
・レモンバームの葉(乾燥または新鮮)1カップ(ドライの場合約2~3g)
・熱湯1カップ
・ハチミツ お好みで

アネ
アネ

新鮮な葉を用いる場合、記載しているグラム数よりもう少し重くなることがあります。

適宜お好みに合わせて調節してみてください。

作り方
1.カップにレモンバームの葉を入れ、熱湯を注ぎます。
2.5分ほど蒸らしてから葉を取り除き、お好みで蜂蜜を加えてください。

アネ
アネ

ペパーミントをブレンドすると、レモンバームのリラックス効果とペパーミントのれフレッシュ効果が相まって、心身のバランスを整えるのに役立ちます。

レモンバームとペパーミントのブレンドティー

材料
・レモンバームの葉(乾燥または新鮮)カップ1(ドライの場合約2~3g)
・ペパーミントの葉(乾燥または新鮮)カップ1(ドライの場合約2~3g)
・熱湯2カップ(400㎖)

作り方
1.カップにレモンバームとペパーミントの葉を入れ、熱湯を注ぎます。
2.5分ほど蒸らしてから葉を取り除き、お好みで蜂蜜を加えてください。

歳時記

地蔵盆/8月24日頃

参考サイト:
Wikipedia「地蔵盆」

地蔵盆(じぞうぼん)は地蔵菩薩を祀る行事で、特に子供たちが主役となるお祭りです。

地蔵菩薩は子供の守り神とされており、地蔵盆は子供たちの健康と成長を祈るための行事です。
地蔵盆は、旧暦の7月24日(新暦の8月24日)に行われることが多いですが、地域によっては異なる日程で行われることもあります。

地蔵盆の行事内容は地域によって異なりますが、一般的には以下のような活動が行われます。

・地蔵菩薩の像をきれいに洗い、新しい前掛けをつける。
・提灯を飾り、地蔵菩薩にお供え物をする。
・子供たちにお菓子やおもちゃを配る。
・地域の人々が集まり、法要や読経を行う。

地蔵盆は、特に近畿地方を中心に盛んに行われており、地域の伝統行事として親しまれています

地蔵盆は子供たちの純粋なエネルギーを守り、育むための重要な儀式といえます。
地蔵菩薩に祈りを捧げることで、子供たちの未来を明るく照らし、彼らが健やかに成長することを願う意味があります。

地蔵盆は先祖供養の一環としても行われます。
地蔵菩薩は子供たちだけでなく、すべての人々の守護者とされています。
亡くなった人々の魂を救済し、安らかに導く役割も持っています。
地蔵菩薩を通じて、先祖の霊を慰め、感謝の氣持ちを伝えることができます。
地蔵盆は先祖とのつながりを深め、家族の絆を強化するための重要な機会とも言えます。

また、地蔵盆は地域の人々が集まり、共に祈りを捧げる機会でもあります。
地蔵盆は地域社会の結束を強化し、共同体のエネルギーを高めるための重要な行事とも言えます。
地域の人々が一体となって祈りを捧げることで、共同体全体の幸福と繁栄が促進されると信じられています。

二百十日(にひゃくとおか)

立春から210日目にあたる日で、新暦で9月1日頃。
台風の被害を受けることが多く、一年の中でも天候があれることが多いとされ農業を営むお家では三大厄日と言われています。
岐阜県の風神神社(かざかみじんじゃ)は風の難を防ぐ神さまと知られる神社で、二百十日の前日は、普段閉じられている風穴の扉を開けて台風を予測する神事が行われているとか。
また、鎌が風の力を衰えさせると信じられてきたことから、屋根の上や軒先、竹竿の先に鎌を付けたり立てたりする風習がある地域もあるとのこと。

防災の日 9月1日

9月1日は、大正2年9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定された防災の日でもあります。この日は犠牲者の慰霊と共に災害に備えて避難訓練をしたり、防災用具の点検を促す日とされています。


処暑の時期は夏の暑さが和らぎ、秋の訪れを感じ始める時期です。
この季節の変わり目を楽しみながら、心身のリフレッシュとバランスを保つことを意識してみてください。

日々の生活の中で感謝の氣持ちを持ち、ポジティブなエネルギーを引き寄せることで、心の豊かさを育み、精神的な安定を保つことができます。
処暑の時期を通じて、内面的な浄化とリセットを行い、自然との調和を深めることで、心身ともに健やかに過ごせることを祈っています。

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Notes and Prerequisites(注意事項):

 

健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。

ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。

自己責任の明示:
記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。

環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。