【二十四節氣】小満(しょうまん)

二十四節氣

【二十四節氣】小満


万物盈満(ばんぶつ えいまん)すれば草木枝葉繁る
全てが満ち溢れ、草木や枝葉も繁る頃。

暦便覧

太陽黄経60度。旧暦巳の月の中氣です。
ありとあらゆるものがそれぞれの才能・力を発揮して天地に満ちる時期となります。
新暦では5月21日頃にあたります。

小満の七十二候

初候 蚕起食桑(かいこ おきて くわをはむ)
次候 紅花栄(べにばな さかう)
末候 麦秋至(むぎのとき いたる)

ならわしと生活

夏の色である赤を生活に取り入れることで運氣が上がるといわれています。
また、南の方角に赤色の飾りを取り入れたり、同じく南の方角に向かってお願い事をすると叶いやすいとも言われています。

キリヱ
キリヱ

信じるも信じないもあなた次第。

陽も目に見えて長くなり始め、夏の訪れを感じることが増えてくるこの時期は、
動悸がいつも以上に感じやすくなるとされています。
動悸がしたら、肩甲骨周りの滞りを流すことを心がけると良いと言われています。

衣替え 6月1日

衣替えの習慣は古く、平安時代まで遡りますが、現在のように6月は冬服から夏服へ、10月には夏服から冬服へと衣替えする時期は明治時代のグレゴリオ暦への改暦の時で、当時の政府がお役人さんや軍人・警官の人々の制服を洋服に定める時に夏服・冬服着用の時期を制定したことから広がり一般にも定着していったものなんだとか。

キリヱ
キリヱ

師匠によると、平安時代から続く衣替えの習慣は、単に季節に合わせた装いの支度をするためではなく、滞っている氣を入れ替えるという意味もふくまれているそうです。

蛇の脱皮に例えられ、衣を変えることで停滞する氣を入れ替える意味があると言われます。


長生きしたければ5月にセージを食べなさい。

英国には「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」という諺(ことわざ)があるそうです。
セージの属する「サルビア」属は、健康と安全を意味し、古くから強い魔力が生命力を与えると考えられていました。

ルイボスとコモンセージを1:1にしたハーブティーをいただくのもおすすめです。