【二十四節氣】秋分(しゅうぶん)

二十四節氣

【二十四節氣】秋分


陰陽の中分となれば也 

キリヱ
キリヱ

陰陽、寒暖、ちょうど中間です。の意味。

暦便覧

徐々に暑い日が減り、過ごしやすくなってくる頃です。
赤道・黄経共に180度の時。
昼夜の長さがほぼ同じとなる二至二分の一つ。
旧暦八月酉の月の中氣で新暦の9月23日頃にあたります。
陰陽のエネルギーが調和する日。
秋分を中日としてその前後3日の7日間が秋のお彼岸です。

キリヱ
キリヱ

お彼岸と言えば、どっちが『おはぎ』でどっちが『ぼたもち』だっけ?

師匠
師匠

秋の七草になぞらえているから
秋のお彼岸は『おはぎ』
春のお彼岸の頃に盛りになる牡丹になぞらえているから
春のお彼岸は『ぼたもち』

秋のななくさ

秋分 七十二候

初候 雷乃収声 かみなり すなわち こえをおさむ
次候 蟄虫坏戸 むし かくれて とをふさぐ
末次候 水始涸  みず はじめて かるる

夏から本格的に移り行き、雷の音も聞こえなくなる初候から、
虫たちも土の中に篭る支度を始める次候
そして田んぼの水を抜いて収穫を始める頃という意味の末候。
実生活も随分と秋を感じられるようになってきますね♪
収穫と食欲の秋とはよく言ったものです♪

秋分 ならわしと生活

秋の社日(しゃにち)

雑節のひとつで、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日。
産土神やその土地の神さまを祀る日です。

キリヱ
キリヱ

社日の『社』というのは、
ここではその土地の神さまや土の神さまを表す文字です。

師匠
師匠

秋の社日というように、春のお彼岸近くにも春の社日があります。
春の社日は『春社』
秋の社日は『秋社』
とも呼ばれます。

師匠
師匠

ちなみに、
春分、秋分になる瞬間(時刻)が午前中にあたる年はそれぞれ春分・秋分の『前の』戊(つちのえ)の日
午後にあたる年はそれぞれ春分・秋分の『後の』戊の日になるのが一般的です。

春社は五穀の種子をお供えして豊作を祈り、収穫の時期にあたる秋社で一歩をお供えして収穫を感謝します。
社日は、その土地の神さまをお祀りする行事なので、その内容はその数だけあると言われています。

お彼岸

正確には秋分の3日前が秋の彼岸入りなので、白露の最後の3日間+秋分の日+秋分の日後3日間が
お彼岸となります。

キリヱ
キリヱ

お彼岸に入る日を『彼岸入り』
お彼岸の最後の日を『彼岸の果て』
春分・秋分の日を『彼岸の中日』
と呼びます。

仏教国の中でも、お彼岸の時期にお墓参りをして先祖を偲ぶ習慣は日本だけだと言われています。
古来から日本は自然崇拝や祖霊崇拝といった宗教的概念をもっていました。
春分・秋分の日は太陽が真西に沈むので、
真西に沈む太陽に手を合わせて極楽浄土に思いを馳せたため。と言われています。
極楽浄土は西方の遥か彼方にあると言われているためです。

Mabon-メイボン-

ウィッカの祝祭メイボンも秋分です。メイボンは2度目の収穫を祝うサバトで、森などの自然の中へ出かけて、乾いた植物を集めます。
フランキンセンス・ミルラ・ローズマリー・シダー・ジュニパーをブレンドしたお香を儀式の間やこの時期と同調する為に焚きます。

衣替え

新暦10月1日の衣替えは、浄化と新たなサイクルの始まりの『日常』の儀式として、区切りの為の儀式です。
夏物を整理することは、必要なエネルギーと不必要なエネルギーとを分ける祓いの儀式なのです。

キリヱ
キリヱ

秋分は陰陽が調和する日。
自分の周りのバランスについて意識するのにとても良いかもしれません。

師匠
師匠

ニュートラルなエネルギーのこの時期、
想い描いたものが良し悪し関係なく現実化しやすいとも言われています。
自分の出す周波数(波動)にも意識しておくことが大切です。

キリヱ
キリヱ

それ、ホント氣を付けよ…

■秋分の期間の食

この時期は体の内外ともに乾燥によるトラブルが起こりやすい時期とされています。

キリヱ
キリヱ

なので、この時期は『潤い』を意識すると吉。

また、秋への季節の移り変わりはホルモンの分泌も変化させるため、
更年期のうつ症状などに特に注意が必要となります。
『肺金』に属する食材を多めにとったり、肺やわき腹を広げるストレッチなどがおススメ。

さんまはストレスによる疲労を回復して血行を促進してくれる食材で、血栓予防や肩こりの痛みなどを改善すると言われています。
家庭の常備薬とも言われるほどの薬効が期待できる生姜は身体を温める作用が強く、特に寒氣を感じるような風邪の初期に摂ると体温をあげ、発汗を促し、熱を下げて関節の痛みを和らげると言われます。

キリヱ
キリヱ

生姜に期待できる薬効は
健胃・冷え性・下痢・嘔吐・食欲不振

キリヱ
キリヱ

風邪の時には生姜湯、頭痛の時は生姜油、神経痛がある時は葉と茎を浮かべたお風呂に入る…
などのたくさんの薬効を受け取る方法が昔から伝わっています。

キリヱ
キリヱ

ちなみに、
魔法を使う時や儀式の前に生姜をいただくと、
身体を温める作用でパワーが増す。と言われています。


本格的な『収穫』の時期。
今年、種まきしたものの収穫と、未来への種まきに備える準備と。
「感謝」の氣持ちと共に新たな世界に向けて歩いていくのに最適な時期。

キリヱ
キリヱ

陰陽のバランスがとりやすいこの時期。
貪欲に行動してしまいましょー♪