【二十四節氣】秋分
陰陽の中分となれば也暦便覧陰陽、寒暖、ちょうど中間です。の意味。
徐々に暑い日が減り、過ごしやすくなってくる頃です。
赤道・黄経共に180度の時。
昼夜の長さがほぼ同じとなる二至二分の一つ。
旧暦八月酉の月の中氣で新暦の9月23日頃にあたります。
陰陽のエネルギーが調和する日。
秋分を中日としてその前後3日の7日間が秋のお彼岸です。
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お彼岸と言えば、どっちが『おはぎ』でどっちが『ぼたもち』だっけ?
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![師匠](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2024/12/9285fa9491889e5217c03fb3785c452b.jpg)
秋の七草になぞらえているから
秋のお彼岸は『おはぎ』
春のお彼岸の頃に盛りになる牡丹になぞらえているから
春のお彼岸は『ぼたもち』
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秋分 七十二候
初候 雷乃収声 かみなり すなわち こえをおさむ
次候 蟄虫坏戸 むし かくれて とをふさぐ
末次候 水始涸 みず はじめて かるる
夏から本格的に移り行き、雷の音も聞こえなくなる初候から、
虫たちも土の中に篭る支度を始める次候
そして田んぼの水を抜いて収穫を始める頃という意味の末候。
![kyrie](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2024/12/kyrie2.jpg)
実生活も随分と秋を感じられるようになってきますね♪
収穫と食欲の秋とはよく言ったものです♪
秋分 ならわしと生活
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秋分は二十四節氣の一つであり、陰陽のエネルギーが最も調和する特別な時期です。
昼と夜の長さがほぼ等しくなる秋分から始まるこの時期は、自然界と人間の心身にとって重要なバランスの瞬間です。
秋分の日を中心に、その前後約一週間が秋分のエネルギーが特に強く影響する期間とされています。この期間は自然界のエネルギーが穏やかに変化し、調和とバランスを取り戻すための絶好の機会です。
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一つの節氣は約2週間なので…
最初の1週間
秋分のエネルギーが最も強く影響する期間です。
この期間は陰陽のバランスが最も整う時期であり、自己内省やスピリチュアルな実践を行うのに適しています。
次の1週間
秋分のエネルギー(陰陽バランスが整った状態のエネルギー)が次の節氣(寒露)に向けて徐々に移行する調整期間です。
この期間は、心身のバランスを保ちながら、次の季節への準備を進めるのに良い時期です。
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と考えて良いかと思います。
秋分のエネルギーの影響
秋分の時期には暑さが和らぎ、涼しい風が吹き始めます。
木々は色づき、豊かな収穫の季節が到来します。
この自然界の変化は私たちに新たな季節の訪れを感じさせ、心をリフレッシュさせてくれる力があると言われています。
陰陽のエネルギーが調和することで、心身のバランスが整いやすくなります。
この期間に瞑想やマインドフルネスの実践を取り入れることで、内面の静けさと調和を感じることができます。
また、秋は「金の氣」の季節とされており、エネルギーが内向きに向かう時期です。
このため、自己内省や精神的な成長が促進されます。
エネルギーが内に向かうわけ。(クリックで詳細が開きます)
秋は自然界が成熟し、収穫の時期です。
春と夏の成長と活動の時期を経て、秋にはそのエネルギーが収束し、実りとして現れます。
これは、エネルギーが外から内に向かうことを意味します。
秋は成長期から休息期への移行を象徴しています。
植物は葉を落とし、動物は冬眠の準備を始めます。これは、エネルギーが外部の活動から内部の保存と再生にシフトすることを示しています。
人間の心身も、秋には内向きのエネルギーの影響を受けやすくなります。
そのため、この時期には外部の活動よりも内面の調和や自己内省に焦点を当てることが重要です。
瞑想やマインドフルネスの実践が特に効果的です。
五行説に基づく食事や生活習慣の見直しも、この時期に取り入れると良い時です。
例えば、「金」に属する食材を多く取り入れることで、体内のバランスを整えることができます。
また、ストレッチなどの運動も、心身の調和を保つために効果的です。
秋分のエネルギーに同調してバランスを整えるために。
自然の中で瞑想する
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公園や森など自然の中で静かに座り、呼吸に集中します。
深呼吸をしながら、心を落ち着け、現在の瞬間に集中します。
サウンドトラックや自然の音を聞きながら瞑想することも、リラックス効果が高まります。
健康的な食事
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五行説に基づく食材を取り入れてみる。
運動やストレッチ
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ウォーキングやストレッチなど、体を動かすことで心身のバランスを保ちます。
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この時期は自己と向き合い、内面のバランスを取り戻すための良い機会で、自分自身の感情や思考を見つめ直し、必要な変化を見つける助けとなります。
この時期は体の内外ともに乾燥によるトラブルが起こりやすい時期とされています。
![アネ](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2024/12/eadb74beb773d13fe4a0b17c9ce886fd.jpg)
なので、この時期は『潤い』を意識すると吉。
また、秋への季節の移り変わりはホルモンの分泌も変化させるため、
更年期のうつ症状などに特に注意が必要となります。
『肺金』に属する食材を多めにとったり、肺やわき腹を広げるストレッチなどがおススメ。
秋分の期間の食
さんまはストレスによる疲労を回復して血行を促進してくれる食材で、血栓予防や肩こりの痛みなどを改善すると言われています。
家庭の常備薬とも言われるほどの薬効が期待できる生姜は身体を温める作用が強く、特に寒氣を感じるような風邪の初期に摂ると体温をあげ、発汗を促し、熱を下げて関節の痛みを和らげると言われます。
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生姜に期待できる薬効は
健胃・冷え性・下痢・嘔吐・食欲不振
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風邪の時には生姜湯、頭痛の時は生姜油、神経痛がある時は葉と茎を浮かべたお風呂に入る…
などのたくさんの薬効を受け取る方法が昔から伝わっています。
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ちなみに、
魔法を使う時や儀式の前に生姜をいただくと、
身体を温める作用でパワーが増す。と言われています。
秋分のHerbalism
秋分の時期に心身のバランスを整え、スピリチュアルな成長を促す手助けをしてくれるハーブや精油を用いるのがおすすめです。
レモンバーベナ
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別名:メリッサ
和名:セイヨウヤマハッカ・コウスイハッカ
学名:Melissa officinalis
注意事項
強刺激。過剰な摂取は避ける。
効果・作用:リフレッシュ効果・ストレス軽減・抗酸化作用など
レモンバーベナの爽やかな香りは、精神をクリアにし、前向きなエネルギーを引き出します。
自己内省の際に使用することで、心の中のもやを払拭し、新たな視点をもたらします。
Recipe:レモンバーベナのハーブティー
材料
・乾燥レモンバーベナの葉
大さじ1(約1.5g~2g)
・熱湯: 250ml
・レモンのスライス: 適量(オプション)
作り方
1.レモンバーベナの葉をティーポットに入れます。
2.熱湯を注ぎ、約5分間蒸らします。
3.カップに注ぎ、お好みでレモンのスライスを添えてお召し上がりください。
シダーウッド
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学名:Cedrus atlantica
別名:シダーウッドアトラス
※妊娠中や授乳中は避ける・刺激強・てんかんの既往症がある人は避ける
効果・作用:リラクゼーション効果・抗炎症作用・鎮静作用など
シダーウッドは、地に足のついた感覚をもたらし、内なる安定と平和を感じさせます。マザーアースとのつながりを強めることで、自然との調和を感じながら、心のバランスを取り戻すのに役立ちます。
Recipe:シダーウッドのアロマディフューザー
材料
・シダーウッド精油: 5滴
・ラベンダー精油: 3滴
・水: 適量(ディフューザーの容量に合わせて)
作り方
1.アロマディフューザーに水を入れます。
2.シダーウッド精油とラベンダー精油を加えます。
3.ディフューザーをオンにして、香りを楽しみながらリラックスします。
パイン
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学名:Pinus sylvestris
別名:パインニードル・赤松
注意事項:妊娠初期は避ける・強刺激
効果・作用:神経強壮作用・抗菌作用・免疫強化・抗感染作用・消炎作用・うっ滞除去作用・去痰作用など
パインの香りは心に活力を与え、疲れた精神を再生させてくれます。
秋分の時期に使用することで、新たなスタートを切るためのエネルギーを得ることができます。
Recipe:パインとローズマリーのバスソルト
材料
・エプソムソルト: 1カップ(お使いのエプソムソルトの容量に合わせてください)
・パイン精油: 5滴
・ローズマリー精油: 3滴
作り方
1.エプソムソルトをボウルに入れます。
2.パイン精油とローズマリー精油を加え、よく混ぜます。
3.入浴時にバスソルトを浴槽に入れ、よく溶かしてリラックスしたバスタイムをお楽しみください。
歳時記
秋分の日
国民の祝日に関する法律第2条では「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」ことを趣旨としています。
秋分の日が祝日として制定されたのは1948年(昭和23年)のことで、この日は、日本の伝統的な暦である太陰太陽暦に基づいており、秋の季節の変わり目を祝う日として設けられました。
秋季皇霊祭
秋季皇霊祭は皇室の重要な祭祀の一つで、毎年10月に行われるご神事です。
ご先祖である歴代天皇を祀る皇霊殿において行われ、天皇陛下が執り行われます。
江戸時代までは皇室は独自の暦を持ち、様々な祭祀を行っていましたが、秋季皇霊祭は明確な形で定められてはいませんでした。
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「秋季皇霊祭」と定められたのは明治時代に入ってからとのこと。
1878年(明治11年)に、歴代天皇や主たる皇族の忌日を春と秋にまとめて奉祀することが定められました。
この時に「春季皇霊祭」と「秋季皇霊祭」という名称が明確に制定されました。
その後、1908年(明治41年)に「皇室祭祀令」が制定され、春季皇霊祭・秋季皇霊祭ともに大祭に指定されました。
これにより、祭祀の形式や内容が公式に規定され、宮中行事としての重要性が強調されました。
1947年(昭和22年)に「皇室祭祀令」が廃止され春分の日と秋分の日が新たに制定されました。
これにより、日本の祝日が現在の形になりましたが、翌年以降も宮中では引き続き春季皇霊祭・秋季皇霊祭が行われています。
祭祀に続いて皇霊殿の前庭にて神楽の東遊(あずまあそび)が奏されるのも、伝統として継続されています。
お彼岸
正確には秋分の3日前が秋の彼岸入りなので、白露の最後の3日間+秋分の日+秋分の日後3日間が
お彼岸となります。
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お彼岸に入る日を『彼岸入り』
お彼岸の最後の日を『彼岸の果て』
春分・秋分の日を『彼岸の中日』
と呼びます。
仏教国の中でも、お彼岸の時期にお墓参りをして先祖を偲ぶ習慣は日本だけだと言われています。
古来から日本は自然崇拝や祖霊崇拝といった宗教的概念をもっていました。
春分・秋分の日は太陽が真西に沈むので、
真西に沈む太陽に手を合わせて極楽浄土に思いを馳せたため。と言われています。
極楽浄土は西方の遥か彼方にあると言われているためです。
秋の社日(しゃにち)
雑節のひとつで、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日。
産土神やその土地の神さまを祀る日です。
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社日の『社』というのは、
ここではその土地の神さまや土の神さまを表す文字です。
![師匠](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2024/12/9285fa9491889e5217c03fb3785c452b.jpg)
秋の社日というように、春のお彼岸近くにも春の社日があります。
春の社日は『春社』
秋の社日は『秋社』
とも呼ばれます。
![師匠](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2024/12/9285fa9491889e5217c03fb3785c452b.jpg)
ちなみに、
春分、秋分になる瞬間(時刻)が午前中にあたる年はそれぞれ春分・秋分の『前の』戊(つちのえ)の日
午後にあたる年はそれぞれ春分・秋分の『後の』戊の日になるのが一般的です。
春社は五穀の種子をお供えして豊作を祈り、収穫の時期にあたる秋社で一歩をお供えして収穫を感謝します。
社日は、その土地の神さまをお祀りする行事なので、その内容はその数だけあると言われています。
Mabon-メイボン-
![](https://majo-note.com/wp-content/uploads/2021/09/Mabon-1024x538.png)
ウィッカの祝祭メイボンも秋分です。
メイボンは2度目の収穫を祝うサバトで、森などの自然の中へ出かけて、乾いた植物を集めます。
フランキンセンス・ミルラ・ローズマリー・シダー・ジュニパーをブレンドしたお香を儀式の間やこの時期と同調する為に焚きます。
衣替え
新暦10月1日の衣替えは、浄化と新たなサイクルの始まりの『日常』の儀式として、区切りの為の儀式です。
夏物を整理することは、必要なエネルギーと不必要なエネルギーとを分ける祓いの儀式なのです。
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秋分は陰陽が調和する日。
自分の周りのバランスについて意識するのにとても良いかもしれません。
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ニュートラルなエネルギーのこの時期、
想い描いたものが良し悪し関係なく現実化しやすいとも言われています。
自分の出す周波数(波動)にも意識しておくことが大切です。
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それ、ホント氣を付けよ…
秋分の時期は自然界と自分自身のエネルギーが調和する特別な時期です。
陰陽のバランスが取れるこの瞬間を活かして、内面的な成長と心身のリフレッシュを目指すのに最適な時です。
瞑想やマインドフルネスの実践を通じて、自分自身と向き合い、心の平和を取り戻す時間を持つことを意識してみてください。
自然の美しさと調和を感じながら、この秋分のエネルギーを最大限に活用してください。
皆さんにとって、この秋分の時期が素晴らしいものとなりますように。
Notes and Prerequisites(注意事項):
健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。
ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。
自己責任の明示:
記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。
環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。