このサイトではウェイト版タロットカードを使用しています。
タロットカードとは
タロットカードは、
大アルカナ22枚小アルカナ56枚の合計78枚のカードで構成されています。
22枚の大アルカナには、精神科医カール・ユング氏が「個性化プロセス」としている「人間が一生を通じて経験する旅」が描かれています。
小アルカナはワンド・カップ・ソード・ペンタクル4種類のスート(性質)に分割され、
各スートに4枚の人物が描かれた『コートカード』と10枚の数札で構成されています。
大アルカナは人生におけるより大きな原理を表しているのに対して、小アルカナはもっと直的な意味合いや感覚、出来事や感情を表しています。
使用するデッキは、さまざまな種類のデッキが売られていますが、自分が扱ってしっくりくるものが一番です。
最初のうちは目移りしたり、なかなかしっくりくるものに出会えないかもしれませんが諦めずに
自分に合うデッキと出会えるまで続けてみてください
ライダー版タロットカード
様々な種類があるタロットカードの中でもポピュラーなライダーウェイト版タロットカードは、
魔術結社「黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)」のメンバーである神秘主義研究者アーサー・エドワード・ウェイト(1857-1942)氏が、象徴的表現による黄金の夜明け団の智と彼の思想や洞察を具現化したものを、同メンバーである画家のパメラ・コールマン・スミス(1878-1951)女史と共に製作したものです。
画像はWikipediaよりお借りしました。
1909年にロンドンのライダー社から発売されたことから「ライダー版」、
出版社と製作者を合わせた「ライダーウェイトスミス版(RWS)」と呼ばれます。
本来数札で表されていた小アルカナも含めすべてのカードが絵で表現されていることが特徴で、
黄金の夜明け団の西洋占星術的解釈に基づいて
『力』と『正義』のカードが従来の並び方と違うことも特徴の一つです。
自分のためのリーディングツールとして。
言語化出来ない領域である潜在意識からのメッセージをシンボルというカタチで伝えてくれるタロットは、自分自身のことを知るために最適なツールです。
自分自身ですら氣が付かなかったことを教えてくれます。
その精度を高めるためには、日頃から目に見えない耳に聞こえない領域からのメッセージをキャッチするアンテナを張りらせることや、ひたすらリーディングする回数をこなすことが大切です。
リーディングでキャッチする方法では、毎日の日記を書くトピックとして一度はカードを引いてみるのも良いかもしれません。
自分自身をリーディングする時にを付けなければならないのは、自身の顕在意識にある願望をメッセージとして受けとりがちである。ということです。
その時引いたカードに意味を持たせるのでそれでも構いませんが、自分にとって甘く美味しい言葉のみ採用したくてリーディングしているのか、自分自身でも知り得なかったものを得るためにリーディングしているのか。
もう一つ、氣を付けなければいけないのは、せっかく受け取ったメッセージを自分の『意識』で校
閲してしまうことがあるということです。
受け取ったメッセージはそのままの言葉として自分に伝えてください。
自分の願望の表れなのか、その向こうにあるものなのかの線引きと自覚を意識してカードからのメッセージを受け取るのがポイントです。
誰かを占うということ。
タロットカードに慣れるためには沢山の解説書を読むよりも、何度も何度も繰り返し実際にリーディングしていくことが大切です。
その為には自分へのリーディングだけでなく、身近な人に協力してもらいリーディングすることもあるでしょう。
この時に決して忘れてはいけないことは、
相手が身近な人なら特に言えるのですが、軽
い持ちで「やって(占って)欲しい」と言われたから占ったとしても誰かを占うということは『相談者(リーディングをする相手)の人生を大なり小なり左右させてしまう可能性がある』ということです。
これは無料だからだとか有料だからだとか、プロではないから…
そこまで深刻な問題を扱うわけでは…ということは関係はありません。
タロットにしろ、それ以外の占いや鑑定だとしても、人の人生に関わり、それに対してアドバイスなりの言葉を伝えます。
相談者がそのつもりはなく、軽い持ちでリーディングを依頼しただけであったとしても、占者はこのことを必ず心に留めておく必要があります。
だからと言って怖がって誰かに対してリーディングをするという行為をやめてしまうのはとても勿体ないことだと思います。
せっかくはじめたのですから、この壮大な学問であり芸術でもある世界をもっと味わい自分しか出来ない世界を作り上げ、自分だけの言葉でその人に今必要なメッセージを伝えて下さい。