太陽と月の影響
突然ですが、

私は昔から「睡眠をとる」ことが苦手です。
寝付きが悪い問題を解消する為にどうしたらいいかを尋ねたところ、

お日さんとお月さんに合わせてみたらええと思うよ。
というアドバイスを受けました。
太陰太陽暦で把握する。

とは言え、三日月とか満月とかわかりやすいけど、
月に合わせるってむずかしくないですか?
手帳はこの頃から愛用していましたが、当時はまだ「新月」「満月」の表記のないものでした。
そこでばーちゃんが教えてくれたのが『旧暦』太陰太陽暦の日付で把握してみたら良い。というものでした。
一般に旧暦と言われる太陰太陽暦を使っていたのは明治5年までで、
明治5年12月3日を新暦(グレゴリオ暦)で明治6年1月1日とすると国(明治の政府)御触れを出したそうです。
月は地球を一周するのに354日。(約29.53日×12ヶ月)
太陽が地球を一周するのは約365日。
太陽の運行と月の満ち欠け両方を組み合わせた高度な暦が太陰太陽暦です。

わざわざ改暦せんでも…(ややこしい)

当時は開国して文明開化だって言っていた頃やからねぇ。
どの暦が優れているって決めつけずに、
その時その時に合った暦を上手に使い分けて行ったら良いよ。
月の影響
月の引力は地球の海に影響を与え、潮の満ち引きを引き起こします。
これは、漁業や航海にとって非常に重要です。
月の引力は植物の成長にも影響を与えるとされています。特に、種まきや収穫のタイミングを月の満ち欠けに合わせる農業方法が古くから行われています。
月の満ち欠けと人間の体調や行動の関連
月と太陽が自然や人間の生活に与える影響について、もう少し詳しく見ていこうと思います。
潮汐

月の引力は地球の海に影響を与え、潮の満ち引きを引き起こします。
これは、漁業や航海にとって非常に重要です。
月の引力は地球の海に潮の満ち引きを引き起こすだけでなく、人間の体にも影響を与えるとされています。

満月の夜に睡眠の質が低下するという説は、古くから人々の間で語り継がれてきた一方で、科学的な裏付けを求める声も高まっています。
近年、このテーマに関する研究が盛んに行われ、興味深い結果が得られています。
いくつかの研究で満月の夜には睡眠時間が短くなり、睡眠の質が低下する傾向が見られるという結果が報告されているそうです。
満月の夜は月の引力が影響して新月の夜と比べて平均睡眠時間が短くなる傾向が見られたり、 深い睡眠(ノンレム睡眠)に入るまでの時間が長くなり、睡眠の質が低下することが示唆されています。
これは月の光が体内時計を乱し、睡眠リズムに影響を与える可能性が指摘されています。
参考サイトさま:快眠タイムズ:眠れない原因は6つ。ぐっすり眠るための対処法
また、感情の面にも影響を与えるとも言われていて、満月の時期には人々の感情が不安定になりやすく、衝動的な行動を起こしやすくなるという報告もあるそうです。

女性の生理周期と月の満ち欠けには、深い関連性があると考えられてきました。
古くから、生理周期が月の周期と一致するという説があり、現代でもこの説を支持する研究者もいます。
植物の成長

月の引力は植物の成長にも影響を与えるとされています。
特に種まきや収穫のタイミングを月の満ち欠けに合わせる農業方法が古くから行われています。
動物の行動

多くの動物が月のサイクルに合わせて行動します。
例えば、ウミガメは満月の夜に産卵することが知られています。
また、フクロウやコウモリなどの夜行性の動物は、月の光の強さによって活動パターンが変わると言われています。
満月の夜には明るいため、捕食者から身を守るために活動を控えることがあります。
太陽の影響
太陽光

太陽光は人間の皮膚でビタミンDを生成するのに必要です。
ビタミンDは骨の健康を保つために重要であり、免疫機能の向上にも寄与します。
冬季に日照時間が短くなると、一部の人々は季節性情動障害(SAD)と呼ばれるうつ状態に陥ることがあります。これは、太陽光の不足がセロトニンの分泌に影響を与えるためです。
太陽光を浴びることで、脳内でセロトニンという神経伝達物質が生成されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させる効果があります。セロトニンの生成が促進されることで、ストレスや不安が軽減され、精神的な安定が得られます
セロトニンは夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンに変わります。
メラトニンは良質な睡眠を促進し、睡眠の質が向上することで、日中の精神的な安定にもつながります。
また、太陽光を浴びることで自律神経のバランスが整います。
自律神経は体内の様々な機能を調整する役割を持ち、バランスが崩れるとストレスや不安が増加します。
太陽光を浴びることで自律神経のバランスが整い、精神的な安定が得られますとされています。
参考サイトさま:
・太陽の光があなたの仕事と人生を変える!メンタルと体調の改善法 | ひふみ生活
・太陽の光で精神安定(セロトニン)|珠日
・うつには太陽光が有効は本当なのか?日光浴の適性時間とSEうつ病
植物の成長

太陽光は植物の光合成に不可欠であり、植物の成長や収穫に直接影響を与えます。
農業においては、太陽の光の強さや日照時間が作物の生育に大きな影響を及ぼします。
『太陽の動きは日々の暮らしのリズム、月の満ち欠けは目に見えないものに影響を与えるリズム』
月のリズムが目に見えないものとはここでは「心・魂・無意識など」を指しています。
肉体以外の自分とでも申しますか。
月を崇拝する信仰が世界各地の色々な所であるのは、
こういった「見えないもの」に大きく影響を与えてたりするからかもしれないねーという会話をしたのを覚えています。
自然の流れと自分を意識すること。
どうやっても自然の流れには抗えないので、
その流れの中でどうやって付き合うのが自分に負担がかからないのか。
当時は『氣象病』などという言葉はありませんでしたが、
よくよく考えてみると、
氣圧の変化だとか月の満ち欠けだとかに体調が大きく左右されていました。

自然の流れを意識して自分を整えるには
お月さんと二十四節氣
二十四節氣は太陽の動きと月の満ち欠けの差を上手に組み合わせているので、
その時の季節を知るために便利なツールです。

手帳好きとものぐさ(いちいち日付を調べるのが面倒w)が
こうじて出来上がったのが月の満ち欠け&旧暦ですすむ
オリジナルの手帖、朔望月手帖ですw
ちなみに、
西洋系魔女術の師匠からは製作や儀式をするにあたってのアドバイスとして
『潮汐のリズム』を教えてもらいました。

引き潮の時は物事を引き寄せるエネルギーが強い。
満ち潮の時は集中力を高めやすい。
満潮から潮の流れが止まって見える時間帯は、儀式をするのにいい頃合い。
意識しすぎるあまり追い込んでしまうと本末転倒ですが、無理なく生活に取り入れてみる。
というのも新たな発見があって楽しいものです。