自然のリズム
旧暦(太陰太陽暦)や二十四節氣など日本の人々は「月と太陽のリズム」を日常の中に取り入れて暮らしてきました。
月の引力は、地球のどこにいても影響を与えています。
古来より月は世界各地で神・女神として崇拝されており、数多くのウィッチクラフトの中心に位置づけられています。
月の暦(太陰暦)と太陽暦の間にある相互作用と季節の移り変わりを意識すること、
月の満ち欠けを意識して日常を送るということは、
月の時間が自分と自分を取り巻くものに与える影響を意識すること。
そうすると、
自分の身体のリズムやエネルギーの流れを把握することができて日々の生活を過ごしやすくなります。
月の神々

ジュゼッペ・チェーザリ作「ディアナとアクタイオン」
キリスト教以前のペイガニズム、特に古代ギリシアや古代ローマにおいても月は
・女性の守護者
・出産の支配と守護者
・海と水の女神
・種まきと収穫を司る神
など、
たくさんの人々の生活に寄り添った神として崇拝されてきました。
月の神(または関連しているとされる神)とされる女神は、
セレーネ・イシス・ディアナ・アルテミス・ネイト・ヘーラー・アフロディーテなど、数多く存在します。
三相女神

三相女神のシンボル
ウィッチクラフトでは、遥か昔から世界創造した地母神の三相を『三相女神』と呼んでいます。
トリプル・ゴッデス(Triple goddess)や三相一体の女神とも呼ばれることもあります。
この図は新鮮さを表す乙女の相の新月、
母親の相の満月は母親・出産、
知恵の源である老婆の相の下弦の月は知恵・繁栄・予知・破壊・報復を象徴しています。
太陽と月とヒトとの関係
◇太陽のリズム
日々の暮らしのリズム
◇月のリズム
目に見えないモノ(心・魂・無意識の領域など)に影響を与えるリズム
◇日々の潮汐のリズム
引き潮→物事を引き寄せる
上げ潮→魔力の集中を高める
満潮からそれに続く潮だるみ→儀式に最適な時間帯
引き潮→海水面が最も低くなる
潮だるみ→潮の流れが止まっているように見える時。
月と共に暮らす、自然を意識して暮らすということは、自分を整えるために最適な方法なのです。
『月と共にくらす』記事