【二十四節氣】啓蟄(けいちつ)

 暦と二十四節氣

【二十四節氣】啓蟄(けいちつ)


陽氣 地中に動き、ちぢまる虫、穴開き出れば也
春の陽氣が増して、冬ごもりしていた地中の虫も外へ出てくる頃。

暦便覧

「啓」はひらく、「蟄」は冬ごもりの虫を指します。

太陽黄経345度の時で、旧二月卯の月の正節です。
新暦の3月6日頃。

啓蟄 七十二候

初候 蟄虫啓戸 (すごもりむしとをひらく)
次候 桃始笑(ももはじめてさく)
末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

ならわしと生活

春の訪れを告げる二十四節氣の一つ、啓蟄(けいちつ)。
この時期は冬の眠りから目覚めた虫たちが地上に現れ、自然界が新たな息吹を感じさせます。
毎年3月5日頃から始まる啓蟄は、再生と新しい始まりの象徴とも言える時期です。

目覚めや芽吹き。
「啓蟄」の言葉の通り、いよいよ目に見えてスタートするエネルギーに満ちた時期となります。

啓蟄のエネルギーを取り入れることで心身ともにリフレッシュし、自然との調和を感じながら過ごすことができます。

啓蟄のくらし

啓蟄のこの時期は、良くも悪くも様々なものが表に出ようとする時期です。
自分の周りのエネルギーや物事が「自分にとって必要なものなのか、そうでないものなのか」を見極めることが重要となります。
自分にとって不必要となったエネルギーなどは、思い切って手放すことが大切な時期となります。

物事が新たに動き出すこの時期、エネルギーや情熱が高まることがあります。
これは宇宙のエネルギーが活発になり、私たちを行動へと駆り立てるようなものですが、この時期こそ、冷静さと落ち着きを保つことが重要です。

猪突猛進の勢いも大切です。勢いがあることで、新しいチャンスや成長のきっかけをつかむことができます。
しかし、勢いだけに頼ると方向性を見失い、結果として燃え尽きてしまう可能性もあります。

行動する前に自分の内なる声や直感に耳を傾けることが大切です。
内なる知恵が導く方向に進むことで、エネルギーを効率的かつ効果的に目標を達成することができるでしょう。

物事が動き始める時期にこそ、冷静さを保ち、計画的に行動することが大切です。
勢いも重要ですが、計画や内なる声とのバランスを取ることで、自分自身のエネルギーを最大限に活用することができるのです。

精神的に落ち着かない時は「合谷(ごうこく)」という手の親指と人差し指の間の、ちょうど水かきの部分にある万能のツボを押してみると良いそうですよ♪

この時期、疲れているときに頑張りすぎるとかえって後後まで影響を与えることになってしまうため特に無理は禁物な時期です。

春は「伸びゆく」季節なので、何事も滞らないように意識するとよい季節です。
そのため便秘にならないように酸味の食べ物やしじみ・しいたけを取り入れて肝臓強化とデトックスを意識することが大切であるとされています。 

しいたけ

シイタケはビタミンDが豊富で、免疫力を強化します。また、抗酸化作用があり、体内のデトックスを助けます。
食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘の予防に役立ちます。

シイタケは「成長」と「再生」の象徴とされ、春の新しい始まりをサポートします。
自然のエネルギーを取り入れることで、心身のバランスを整え、内なる成長を促進します。

しじみ

しじみは肝臓の機能をサポートし、デトックス効果があります。特にアルコールの解毒に役立ちます。
鉄分やビタミンB12が豊富で、貧血予防にも効果的です。

しじみは水のエレメントと関連しており、感情の浄化や心の安定を促進します。

本格的に春となって、一段と隠れていたエネルギーや身体症状が表に出てきます。
風邪や花粉症で鼻水やくしゃみが辛い時は、肩甲骨の間にカイロを置くのが効果的だとか。
その他、生姜湯や暖かいスープをいただくのも。

透明な鼻水は冷えから来ることが多いんだって。
症状を緩和するために温めると良いよ♪ってことですね。

鼻づまりには薄い塩水を使った鼻洗浄や、目がかゆい時は清熱作用のある菊の花のお茶も良いんですって。


花粉症の症状緩和には滋養強壮の期待できる食事を心がけて、冬の養生に戻って免疫力のUPを意識すると良いとのことです。

冬の養生のメインは、
・滋養強壮の食事を心がける
・ゆっくりと寝て体力を温存。
免疫力アップを意識することです。

◇花粉症に良いと言われているもの◇
柿の葉茶
アストラガリンという成分が含まれていて、炎症物質のヒスタミンの発生を抑える働きがある。
特に鼻水や鼻づまりに。
身体の免疫力をアップさせるビタミンCも多く含まれています。

・胡麻油の鼻バリア
夜、就寝前にごま油を鼻の奥に塗ります。
椿油・オリーブオイルでも良いとか。

・ネギ味噌湯
花粉症の鼻詰まりは、鼻の奥が拒否反応を起こして晴れているため、
ネギの白い部分をみじん切りにして、生姜の絞り汁と小さじ1のお味噌と小さじ1/4のお砂糖に200mlの熱湯を注いだものをいただく。

ただ、私は花粉症ではないので実はこの方法を試したことが無く、
これって良いんだって。と聞いたものです。
自己責任の元、お試しください。

また、自律神経が弱っていると、免疫力DOWNのほか、情緒不安定からのうつ状態になりやすいとのことなので、太陽の光を浴びながらの深呼吸をしてみるのもおすすめです。

啓蟄のHerbalism

啓蟄の時期は自然界が冬の眠りから覚め、新たな生命が動き出す季節です。
この特別な時期に、私たちの心身も同様に新しいエネルギーを迎え入れる準備をすることが大切です。
これらの自然の恵みは、体の浄化や免疫力の強化を助けるだけでなく、スピリチュアルな観点からも私たちの内面のバランスと成長をサポートします。
ハーブ名をクリックすると詳細が表示されます。

ティートゥリー (Tea Tree)

学名:Melaleuca alternifolia
注意事項:強刺激

抗菌・抗ウイルス作用が強く、免疫力を高めます。
皮膚のトラブルを解消し、傷の治りを早めます。
浄化と保護の力を持ち、ネガティブなエネルギーを払いのけ、ポジティブなエネルギーを引き寄せます。
自己信頼を高め、新しいチャレンジに対する自信を育てます。

ユーカリ (Eucalyptus)

学名:Eucalyptus globulus
※強刺激・高血圧症やてんかん症の既往症のある人、幼児は避ける

呼吸器系の健康をサポートし、喉の痛みや鼻づまりを和らげます。
抗炎症作用があり、体の疲れを癒します。
瞑想やスピリチュアルな儀式で使われ、内なる平和を見つけるのに役立ちます。
清浄と再生の象徴であり、精神的なリフレッシュを促します。

タイム(Thyme)

タイムはその抗菌・抗ウイルス作用や免疫強化効果から、春の新しい始まりをサポートするために役立ちます。
感染症の予防に役立ち、風邪や喉の痛みを和らげます。
精神的な集中力を高め、新しい始まりをサポートします。
ネガティブなエネルギーを浄化し、ポジティブなエネルギーを引き寄せます。

ラベンダー(Lavender)

別名:真正ラベンダー・コモンラベンダー
学名:Lavandula angustifolia/Lavandula officinalis

ラベンダーの香りは神経を落ち着かせ、不安やストレスの軽減に力を貸してくれます。
安眠を促進し、睡眠の質を向上させます。
皮膚の炎症を和らげ、傷の治癒を促進します。

ラベンダーはネガティブなエネルギーを浄化し、ポジティブなエネルギーを引き寄せてくれるため、心の安定と内なる平和をもたらし、深い瞑想をサポートします。

また、新しい始まりを迎える準備を整え、自己成長と変容をサポートします。

オレガノ(Oregano)

和名:ハナハッカ
学名:Origanum vulgare 

オレガノはその抗菌・抗炎症作用や免疫強化効果から、春の新しい始まりをサポートしてくれます。
風邪や喉の痛みを和らげる効果もあり、感染症の予防にも役立ちます。
また、消化不良やガスの軽減に役立ちます。
体内のフリーラジカル[i]を除去し、細胞の老化を防ぎます。
体の抵抗力を高め、病気に対する免疫を強化します。
ネガティブなエネルギーを浄化し、ポジティブなエネルギーを引き寄せます。
自己成長と再生のエネルギーを高め、内なる強さと勇氣を引き出し、新しい始まりをサポートしてくれます。

[i] フリーラジカルは体内の錆びを引き起こす分子であり、老化やさまざまな病気の原因となることがあります。しかし、体内にはフリーラジカルを中和するための抗酸化物質も存在し、これらがフリーラジカルの有害な影響を抑える役割を果たしています。
例えば、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質を含む食品を摂取することで、体内のフリーラジカルの影響を軽減することができます。

Recipe

デトックスハーブティー

身体をデトックスして免疫力を高め、エネルギーをリフレッシュするのに役立ちます。

材料:

・乾燥ネトルの葉 1ティースプーン(約1~1.5g)
・乾燥エルダーフラワーまたはエルダーベリー 1ティースプーン(約1.5~2g)
・熱湯 1カップ
・ハチミツ(お好みで) 小さじ1

作り方:

  1. ティーポットに乾燥ネトルの葉と乾燥エルダーフラワー(またはエルダーベリー)を入れます。
  2. 熱湯を注ぎ、5-10分ほど蒸らします。
  3. カップに注ぎ、お好みでハチミツを加えていただきます。

ネトル (Nettle)
ネトルは体内の毒素を排出する効果があり、腎臓や肝臓をサポートします。抗アレルギー作用は花粉症など春のアレルギー症状を緩和する効果があります。
ビタミンやミネラルが豊富で、特に鉄分が多く含まれています。
春のエネルギーを取り戻すのに最適です。
ネトルは地球との繋がりを強化し、グラウンディング効果をもたらします。また、保護と強さの象徴であり、ネガティブなエネルギーを払うのに役立ちます。

エルダー (Elder):
エルダーベリーはビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果で感染症予防に役立ち、風邪やインフルエンザの症状を緩和します。
フリーラジカルを除去し、細胞の老化を防ぎます。
エルダーは浄化と再生の象徴であり、スピリチュアルな成長を促進します。また、変容と再生のエネルギーを高め、新しい始まりをサポートします。

ティートゥリーとラベンダーのバスソルト

啓蟄は自然が冬の眠りから目覚め、新しい生命が動き出す季節です。
この時期は新しいエネルギーを迎え入れ、心身を浄化し、新しい始まりに備えるのに最適なバスソルトです。
ティートゥリーとラベンダーのバスソルトは、この浄化と再生のエネルギーをサポートし、心身のバランスを取り戻すのに役立ちます。

ingredients
・ティートゥリーの精油 5滴
・ラベンダーの精油 10滴
・エプソムソルト 1カップ (約240g)
・重曹 1/2カップ (約120g)

instructions
1.大きなボウルにエプソムソルトと重曹を混ぜます。
2.ティートゥリーとラベンダーのエッセンシャルオイルを加え、よく混ぜます。
3.このバスソルトをお風呂に加え、お湯に溶かして入浴します。

  • 品質の良い材料を使用する: ティートゥリーオイルとラベンダーオイルは、純度の高い精油を選びましょう。低品質のオイルは効果が薄れたり、肌に刺激を与えることがあります。
  • 適切な分量を守る: エッセンシャルオイルは非常に濃縮されているため、使用量を守ることが重要です。過剰に使用すると肌に刺激を与える可能性があります。
  • アレルギーテストを行う: 初めて使用する場合は、少量を肌に塗布してアレルギー反応がないか確認しましょう。特に敏感肌の方は注意が必要です。
  • 保存方法: バスソルトは湿気を避け、密閉容器に入れて保存しましょう。湿気が入ると固まりやすくなります。
  • 使用方法: バスソルトをお風呂に入れる際、ご使用になったエプソムソルトの袋等に記載されている容量を参考にしてお風呂に入れてください。よくかき混ぜて溶かしてください。エッセンシャルオイルが均等に広がるようにしましょう。

また、この時期はヨモギの新芽を目にし始めます。

古くから浄化作用や邪氣を祓う万能薬として親しまれてきたヨモギは、艾葉(がいよう)という名前の生薬としても親しまれています。
灰汁が強く、通常だとあく抜きが必要ですが、新芽のこの時期のヨモギはその必要がありません。
葉が固くなると灰汁が強くなるため、先端の新芽以外の生食はおススメしないとのこと。

頭痛や暑氣あたり、冷え対策のお茶として。
あせもや冷え性、神経痛がある時には入浴時にも使えるんですって。

身体を温めて筋肉痛や神経痛の緩和に良いと言われるヨモギ風呂は
乾燥させたドクダミとヨモギをだいたい100g

ハーブを入れた洗濯ネットで浴槽に入れると色々簡単♪
乾燥ビワの葉も入れても良き。

ならわし

3月16日 十六団子の日

豊作を願うならわしの一つで、山に住んでいる神さまを里へお呼びして、田畑の豊穣を祈ります。

これは春になると「農事の神さま」として山の神さまをお迎えし、収穫の終わる秋になると山の神さまは山へお帰りになるのを見送る「神去来(かみきょらい)」というならわしです。
杵と臼を使ってお餅をつき、16個のお団子を作り神さまをおもてなします。
このお餅つきの時になる音が山の神さまをお呼びする音なんだとか。

田の神様は、山と里を行き来されていて、山にいらっしゃるときは山の神様、里にいらっしゃるときは田の神様とされます。
春になり山から種子を抱いて降りてくるのが3月16日とされています。
この日は「田荒れ」と言って、天候が荒れやすいとされ、神さまに会ってしまわないよう田んぼへは行ってはいけないとされる地域もあるそうです。

雑節:春彼岸入り

お彼岸とは、春分・秋分を中日とする7日間のことを言います。
春分(秋分)の3日前が「彼岸入り」
お彼岸は、ご先祖様に思いを馳せ、そして感謝する時。
自分のルーツについて考えてみるのも良い時期です。

お彼岸は日本独自の風習なんですって。

春にお供えする「ぼたもち」と秋にお供えする「おはぎ」は同じもの。
春に咲く牡丹にちなんで春は「ぼたもち」
秋に咲く萩にちなんで秋は「おはぎ」と呼ぶそうです。
つぶんとこしあんで分ける地域もあります。

雑節:春の社日

春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を「社日(しゃにち)』と言います。
この日は、土地の神さま(生まれた時にご縁をいただいた神さま)、五穀の神さまをお祀りして祝います。
春は穀物の生育を祈り、秋は実りと収穫を報賽(ほうさい)します。
報賽⇒祈願成就のお礼に神仏に参拝すること


啓蟄の時期は自然界の生き物たちが目覚め、新たな生命のサイクルが始まる特別な時期です。
このエネルギーは私たちの内側にも広がり、新しい可能性や変化のチャンスをもたらします。
自然との共生を意識し、自分自身の内面と向き合いながら体と心を浄化し、調和を意識して成長と再生のエネルギーを取り入れましょう。

この時期、私たちは自分の中に眠っている可能性を見つけ、それを開花させる準備を整えます。
心身の健康を保ちながら、新しい季節に向けて力強く歩みを進めていきましょう。
啓蟄がもたらす豊かな恵みを感じ、自分自身を育む大切な時間として過ごしてください。

春も本番。
軽やかにステップアップして今世を遊びましょ♪

 

Notes and Prerequisites(注意事項):

健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。

ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。

自己責任の明示:
記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。

環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。


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