冬至
日南の限りを行て日の短きの至りなれば也 (暦便覧)
暦便覧 冬至
にちなんのかぎりをもって、ひのみじかきのいたりなればなり
黄道上春分点の西方90度の太陽黄経270度、旧暦十一月子の月の中氣。
新暦12月21日から23日の間に訪れます。
太陽は赤道よりも南の南半球の最も遠いところにあるため、北半球では太陽の高さが一年のうち最も低くなり、昼の時間が一年で最も短くなります。
冬至の七十二候
初候 乃東生 (なつかれくさ しょうず)
次候 麋角解 (おおしかのつの おつる)
末候 雪下出麦(ゆきわたりて むぎいづる)
習わしと生活
冬至は、自然界のサイクルにおいても重要な役割を果たしています。
この時期、植物は休眠し、動物たちは冬ごもりを始めます。
人間もこの自然のリズムに合わせて、内面の休息やリセットを行うことが大切です。
この日から日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えるところもあり、冬至は新しい始まりを象徴しています。
長い夜に内面の暗闇や無知を受け入れると、その中から新たな光や知恵が生まれます。
冬至は自己の内面を探求し、成長するための機会とも考えられています。
寒さが一段と厳しくなるこの時期は、基礎代謝が一年中で最も下がってしまい心身ともに不調をきたしやすい時期でもあります。
また、一年のなかでも区切りとなるエネルギーが顕著となるため、『恐れ』といった負のエネルギーに傾きやすくなります。

冬は五行でいうと『水の氣』の季節にあたります。
水の氣は人間の感情では『恐』を司るエネルギーです。
『恐』の感情がある状態というのは、心身共に緊張した状態にあるということです。
また、冷えはすべてにおいてよろしくないとされているので、身体を温めるためにも、心身の緊張をほぐすためにも『温める』ということを意識していくと良い時期です。
家の中を暖かく保ち、温かい食べ物や温かい飲み物を楽しむことが良いでしょう。
また、心を温めるために、心地よい音楽を聴くのも効果的です。
冬至に摂りたい食
カボチャ 疲労回復・冷え性・血行促進・美肌・風邪予防
わかめ むくみ・消化不良
黒豆 腰痛・月経痛・疲労回復・老化防止・むくみ・生活習慣病予防
柚子 消化促進・咳止め・疲労回復
冬至のHerbalism
サンダルウッド (Sandalwood)(クリックで詳細)
学名:Santalum album
※特に精油として用いる場合、妊娠初期は避ける。
サンダルウッドは、瞑想や精神の安定を促すために古くから用いられてきました。
サンダルウッドは心を静め、内なる平和をもたらすとされています。
冬至は一年の中で最も夜が長い時期であり、内面的な探求や自己反省に適しています。
サンダルウッドの精油はこの内省の時間をサポートし、瞑想やスピリチュアルな成長を助けます。
ラベンダー(Lavender)(クリックで詳細)
学名:Lavandula angustifolia
別名:真正ラベンダー
ラベンダーはリラックス効果やストレス軽減に優れたハーブとして知られています。
ラベンダーは心身のバランスを整え、癒しを促進する力があります。
冬至の時期にラベンダーを使用することで、内なる平和と癒しをもたらし、新しい一年に向けて心を落ち着ける助けとなるでしょう。
ミルラ(Myrrh)
学名:Commiphora myrrha・Commiphora molmol
※精油として使用する場合は特に妊娠中・生理中は避ける。
ミルラは古代から宗教儀式や薬用として使用されてきた樹脂です。
ミルラは浄化と再生を象徴し、スピリチュアルな浄化と保護のために用いられます。
冬至は新しい始まりを迎える時期であり、ミルラは古いエネルギーを浄化し、新しいエネルギーを迎える準備を整えるための強力な助っ人となってくれます。
柚子/ユズ
学名:Citrus junos
※光毒性あり・強刺激
柚子は日本で冬至の時期に伝統的に用いられる果物で、柚子湯としても入浴の際に使用されます。
柚子は清浄効果とリフレッシュ効果があり、心身をリフレッシュさせるために使用されます。
柚子の香りと精油は、心を浄化し、新たなエネルギーをもたらすとされています。冬至の時期に柚子湯に入ることで、古い年の疲れを癒し、新しい年を迎える準備を整えます。
これらの精油やハーブを使用することで、冬至のスピリチュアルな意味をより深く感じることができます。内なる平和と浄化、新しい始まりに向けた心の準備をサポートしてくれます。
Recipe
Yuleのインセンス
自然のエネルギーと同調し、家を浄化させたいときに。
・フランキンセンス 2
・パインニードル 2
・シーダー 1
・ジュニパーベリー 1
をインセンスにして焚く。
柚子茶
柚子(皮も使う)・蜂蜜・生姜
氣を流して(回して)心身ともに温めるために。
ならわし
冬至/ユール(Yule)

冬至は、太陽が南回りで天の北極を通過する瞬間を指します。
冬至は一年の中で最も日が短く、夜が長くなる日で、自然界のリズムにおいて重要な意味を持っています。
Wiccaのサバト『Yule』も冬至を祝う祭りで、新しい年の始まりと再生を象徴しています。
Yuleは、古代ゲルマンの「Jul」に由来し、日本語で「ユール」とも呼ばれ、「車輪」を意味します。
一陽来復
冬至は太陽の力が一番弱くなるため、この日を境にだんだんと太陽の力が戻ってきます。
「陰が極まり、陽に転じる」ことから「弱くなりがちな運氣もこの日を境にどんどん強まる」といった意味で縁起の良い日であるとされています。
冬至にかぼちゃをいただくのは『運盛り』と言って「ん」のつく食材をいただいて(取り入れて)運氣を更に上げていこうというものです。

「ん」のつく食べ物と言えば
かぼちゃ(南瓜:なんきん)のほか、大根や人参、銀杏、うどんなどがありますね。
ゆず湯

冬至の日はカボチャをいただき、柚子湯に浸かる習わしがあります。
太陽が復活していくこの日に柚子湯に入るのは『冬至』と『湯治』をかけ、柚子の香りや薬効で心身を清める(禊)の意味があります。

柚子をはじめとする柑橘系の多くは『太陽』に関係する植物です。
なので、太陽の復活を祝う冬至に柚子湯をいただくというのは太陽のエネルギーと同調するためにもちょうど良いのです。

柚子湯はあかぎれやひび割れに良いとも言われています。
また、柚子の香りは氣持ちを緩めたり、身体を温めることで風邪の予防にも効果的であると言われます。
歳の市(としのいち)

新年を迎える準備をする場として江戸時代の浅草から始まった伝統的な市。お正月飾りや縁起物が並びます。
明治以降、商店でお正月用品をそろえるようになり、江戸の各地で開かれていた歳の市の数は減っていったそうですが、現在も浅草寺の羽子板市や大國魂神社の晦日市、三重県のおかげ横丁の歳の市などで賑わいます。
年越大祓
6月の夏越大祓と同様、この半年間の罪穢れを祓い、新たな年を迎えるために心身を清めます。
元日(新暦)
冬至の間に新暦では元日を迎えます。
お正月は神さまをお迎えし、家族や縁深い人たちが集う、新しい始まりと再生・感謝と祈り・清浄と浄化を象徴する大切な行事です。
冬至を迎えるにあたり、私たちは一年の終わりと新しい始まりの両方を感じます。
この特別な時期に心と体を清め、内なる平和を見つけることが大切です。
自然のリズムと調和し、自己を見つめ直す時間を持ちましょう。
新しい年が皆さまにとって、健康と幸福に満ちた一年となりますように、心からお祈り申し上げます。どうぞ素晴らしい冬至と新年をお迎えください。
Notes and Prerequisites(注意事項):
健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。
ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。
記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。
個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。
環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。

