【二十四節氣】大雪(たいせつ)

 暦と二十四節氣

【二十四節氣】大雪



雪いよいよ降り重ねる折からなれば也

暦便覧

太陽黄経255度の時。
旧暦十一月子の月の正節。新暦12月7日頃。

暦便覧は「雪が激しく振り出す頃」という意味です。

大雪 七十二候

初候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)
末候 鱖魚群(さけのうおむらがる)

ならわしと生活

大雪は冬の本格的な到来を告げる時期。
朝夕に池や川で氷を見られるようになり、大地の霜柱を踏むようになる頃で、この時期多く雪が降り始めて山は雪の衣をまといだして冬将軍の到来を感じさせます。

自然界では動物たちが冬眠に入り、植物も休息の時期に入ります。
寒さが厳しくなるため、人々も外での活動が制限され、家の中で過ごす時間が増えます。

大雪は、内省と浄化の時期とされています。

寒さとともに内面を見つめ直し、心の中の不要なものを手放す良い機会です。
静かな時間を持つことで、内面的な成長と再生を促すことができます。
また、自然の静寂に耳を傾け、自分自身との対話を深める時期でもあります。

体調管理と食

前漢時代に編纂された「黄帝内経」の素問には、女性35歳・男性40歳から抜け毛になりやすいと記されているそうです。
この時期は本格的な抜け毛が始まりやすいとされ、抜け毛や薄毛予防にはこの時期の養生が大切だと言われます。

抜け毛だけではなく冬の心身の健康には冷えは大敵であると言われます。
冷え対策を始め、この時期に心身ともに健康的な生活を送るために以下のようなアクティビティが手軽でお勧めです。

温かい食べ物や飲み物を摂る: 体を温めることが重要です。スープやハーブティーなど、温かいものを積極的に摂りましょう。

家の中を整える:家の中を掃除し、自身の過ごす場を整えることが大切です。これにより、心も清らかになります。

読書や瞑想: 静かな時間を持ち、読書や瞑想を通じて内面を見つめ直しましょう。

・入浴(▶をクリックで詳細へ)

浴は冷え対策として非常に効果的であり、さまざまな健康効果が期待できます。

血行促進: 入浴によって体が温まると、血行が促進されます。これにより、酸素や栄養素が全身に行き渡りやすくなり、冷えや筋肉のこりを和らげます。

リラックス効果: 温かいお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、ストレスが軽減され、リラックスした状態になります。これにより、心身の疲れを癒やすことができます。

老廃物の排出: 入浴によって汗をかくことで、体内の老廃物や毒素が排出されやすくなり、デトックス効果が期待できます。

保温効果: お湯に浸かることで体が温まり、その後もしばらく保温効果が続きます。これにより、冷えの予防にもつながります。

浄化とリフレッシュ: 入浴は身体だけでなく、心の浄化とリフレッシュにも役立ちます。お湯に浸かることでネガティブなエネルギーを洗い流し、新たなエネルギーを取り入れる象徴とされています。

内省と瞑想: 静かな入浴の時間は、内省と瞑想の時間としても最適です。
心を落ち着けて自分自身と向き合う時間を持つことで、精神的な成長や安定を促します。

エネルギーバランスの調整: 入浴は体内のエネルギーバランスを整えるのにも役立ちます。特にアロマテラピーやハーブを用いた入浴は、香りをはじめ様々な植物からの恩恵によってエネルギーの調整を図ることが出来ます。

入浴時におすすめのアロマとハーブ

ラベンダー: ストレスを和らげるリラックス効果。
サンダルウッド: 心を落ち着け、内面的な平和を促進します。
ミルラ: 浄化作用があり、心の浄化を助けます。
レモンバーム(メリッサ): 心を穏やかにしてリラックスすることを促します。

大雪の時期に摂りたい食材

・牡蠣 精神安定・不眠・動悸・男性不妊・美肌・更年期・解毒など
「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く、鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを多く含みます。亜鉛は体内に吸収されにくいため、ビタミンCと共に摂ると良いとのこと。
また、肝機能を高めて解毒を促します。

・寒ブリ 食欲増進・動脈硬化など
氣や血を補って胃腸の働きを高めてくれます。また、血液をサラサラにするEPAや脳を活性化するDHAが豊富に含まれています。

春菊(菊菜) むくみ・貧血予防・不眠・のぼせ・咳を鎮める・生活習慣予防など

大雪のHerbalism

サンダルウッド (Sandalwood)

学名:Santalum album
※特に精油として用いる場合、妊娠初期は避ける。

サンダルウッドは瞑想や精神的な浄化を促進してくれます。
大雪の時期は寒さが厳しくなり、心身のバランスが崩れやすくなるため、内面的な平和と静けさを取り戻すために役立ちます。

抗炎症作用や抗菌作用があり、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。また、その暖かい香りが心を和らげ、リラックス効果を高めます。

ラベンダー (Lavender)

ラベンダーはストレスを和らげ、心を落ち着ける効果があり、この時期に大切な心の冷えを取り除き、温かさと安心感を取り戻す助けとなってくれます。

ラベンダーは抗炎症作用と鎮痛作用があり、体の緊張をほぐすのに役立ちます。また、免疫力を高める効果もあり、風邪の予防にも効果的です。

ミルラ (Myrrh)

学名:Commiphora myrrha・Commiphora molmol
※精油として使用する場合は特に妊娠中・生理中は避ける。

ミルラは浄化と保護の象徴であり、新しい季節や年を迎えるにあたって心の準備と浄化も重要となる大雪の時期に心を浄化し、内なる力を引き出すのに役立ちます。

ミルラは抗菌作用があり、風邪や感染症の予防に効果的です。また、冷えた体を温め、心身のバランスを保つのに役立ちます。

レモンバーム (Lemon Balm)/メリッサ

※精油として用いる場合、妊娠中・授乳中、前立腺肥大・緑内障の症状がある人は避ける・刺激強・乳幼児は使用しないこと

レモンバームはリラックス効果で心を穏やかにし、ラベンダーと同様に大雪の時期に大切な心の冷えを取り除き、温かさと安心感を取り戻すことを助けてくれます。

レモンバームは抗ストレス作用があり、心の平静を保つのに役立ちます。
また、消化を助ける作用もあり、冬の寒さで胃腸の調子が悪くなるのを防ぐのに効果的です。

Recipe:喉の蒸氣浴

喉が痛い時や咳が止まらないときにハーブや精油を使った蒸氣浴を。

※精油によっては禁忌事項があるものがあるので、体調や既往症によって使える精油が変わります。
主治医の先生や専門家に相談して下さい。
※紹介しているハーブ&精油すべてを使わなければならないわけではありません。合うものをピックアップしてください。

適したハーブ(▶をクリックで詳細)
ユーカリ抗菌作用・抗炎症作用・抗ウイルス作用
鼻水の流れを良くし、喉の痛みを和らげる
タイム
レモンバーム
マロウ
ミント
南天
ベルガモット
キャットニップ(カラミント)
抗菌作用・抗炎症作用・抗ウイルス作用 
鼻づまりを解消し、呼吸を楽にする
適した精油(▶クリックで詳細)
バジル
(Basil)
効果: 抗菌、抗炎症、抗酸化
効能: 頭痛や疲労の軽減、氣分のリフレッシュ
カンファー
(Camphor)
効果: 抗菌、抗炎症、鎮痛
効能: 鼻の通りを良くし、筋肉の痛みを緩和
ユーカリ
(Eucalyptus)
効果: 抗菌、抗炎症、去痰
効能: 咳や鼻づまりの緩和、呼吸を楽にする
シダーウッド
(Cedarwood)
効果: 抗菌、抗炎症、鎮静
効能: リラックス効果、不安やストレスの軽減
クローブ
(Clove)
効果: 抗菌、抗酸化、鎮痛
効能: 歯痛の緩和、消化促進、免疫力向上
ベルガモット
(Bergamot)
効果: 抗菌、抗炎症、抗うつ
効能: 氣分の改善、ストレスの軽減、不安の緩和
シナモン
(Cinnamon)
効果: 抗菌、抗炎症、抗酸化
効能: 血行促進、消化促進、免疫力向上
ジュニパー
(Juniper)
効果: 抗菌、抗炎症、利尿
効能: 毒素の排出、筋肉痛や関節痛の緩和
セージ (Sage)効果: 抗菌、抗炎症、収斂
効能: のどの痛みの緩和、消化促進、ホルモンバランスの調整
ヒソップ
(Hyssop)
効果: 抗菌、抗炎症、去痰
効能: 咳の緩和、呼吸器系の健康維持、消化促進
サイプレス
(Cypress)
効果: 抗菌、抗炎症、鎮静
効能: 筋肉痛の緩和、呼吸器系の健康維持、リラックス効果
ミルラ (Myrrh)効果: 抗菌、抗炎症、抗酸化
効能: 免疫力向上、傷の治癒促進、口内の健康維持
パイン (Pine)効果: 抗菌、抗炎症、去痰
効能: 呼吸を楽にし、筋肉痛や関節痛の緩和
メリッサ (Melissa)効果: 抗菌、抗炎症、鎮静
効能: ストレスや不安の軽減、氣分の改善、消化促進
ベンゾイン
(Benzoin)
効果: 抗菌、抗炎症、鎮静
効能: 呼吸を楽にし、傷の治癒促進、リラックス効果
クラリセージ
(Clary Sage)
効果: 抗菌、抗炎症、ホルモン調整
効能: ストレスの軽減、ホルモンバランスの調整、月経痛の緩和
タイム (Thyme)効果: 抗菌、抗炎症、去痰
効能: 咳やのどの痛みの緩和、消化促進、免疫力向上

精油はこんな感じで使っています。

風邪:バジル・カンファー・ユーカリ・シダーウッド・ベルガモット・クローブ
咳:シナモン・ジュニパー・セージ・ヒソップ・サイプレス
氣管支炎:ミルラ・ユーカリ・セージ
喉の痛み:クラリセージ・サイプレス・タイム

  • 症状に合ったハーブを入れた洗面器に熱湯を入れて精油を4~5滴落とす。
  • 蒸氣が逃げないようにバスタオルを被って洗面器にむかってかがむ。
    口から大きく息を吸って蒸氣を吸い込む。(約10分)

やけどに注意してくださいね。

アネ
アネ

血行を改善してデトックス効果が期待できるサフランのハーブティーもおすすめです。

ならわし

いよいよ新暦での年越しの準備が本格的に始まります。

事八日(ことようか)

12月8日と2月8日の行事。
八日節句、八日待(ようかまち)、事始め、事納めなどさまざまな呼び方があります。
もともと事八日の『事』とは『マツリ』を指していて、事始め・事納めは『コトノカミ』という神さまを祀る行事を言いました。

この『コトノカミ』さまを
・一年を司る歳神さま
・農耕を司る田の神さま
どちらの神さまとしているのかで「事始め」「事納め」の日付が変わります。

『コトノカミ』が歳神様のことをいう場合、お正月に歳神さまをお迎えする支度をします。
お正月に神さまをお迎えした後に片付けまですべて終えるのが2月8日の『事始め』
田の神さまのことを言う場合、農具のお手入れや収穫計画などを立て方策を祈願するのが2月8日の『事始め』で、一年の恵みをもたらしてくれた田の神さまに感謝を捧げるのが12月8日の『事納め』です。

この事八日の行事は地域によって違うのが興味深いところです。

針供養 12月8日


お世話になった道具を片付け、感謝を捧げる『事八日』のひとつです。

折れたり錆びたりして使えなくなった縫い針をお豆腐やこんにゃくに刺して供養する行事で、
元々東日本では2月8日、西日本では12月8日に行われることが多く見られましたが、現在では地域に関わらず、どちらか、あるいは両日行う所もあります。

平安時代には貴族の間ですでに行われていたと考えられていて、江戸時代になって針の労をねぎらい、裁縫の上達を願うおまつりとして広まったと言われています。

この日は針仕事をするのはお休みするのがならわしです。

正月事始め 12月13日

正月事始めはお正月を迎える準備を始める日とされています。

元々は旧暦(宣明暦)の12月13日は『鬼宿日』と言い、婚礼以外のことは万事吉とされる日で、
そのため「煤払い」や門松やお雑煮を炊く為の薪を取りに行く『松迎え』を行っていました。

正月事始めの最初は煤払いから始めます。
煤と一緒に一年の穢れや厄を祓い家を清めます。
火の神さまで家の運を司る荒神さま。その荒神さまが司る『竈(かまど)』は、かまど周りを綺麗にすることで『家運を守る』という意味から
特にかまど周りのお掃除は念入りにされていました。

正月事始めについて詳細をまとめた記事はこちらをご覧ください。

関連記事: お正月準備


寒さが厳しいこの季節、温かい飲み物や食べ物を摂り、リラックスする時間を大切にしてください。
皆さんが穏やかで健康な冬を過ごせますように。

次の季節もまた、新たな発見と喜びに満ちた日々が訪れることを願っています。

Notes and Prerequisites(注意事項):

健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。

ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。

記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。
個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。

環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。


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