二十四節氣 小雪
冷ゆるが故に、雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
暦便覧雨が雪に変わる時期で、本格的な冬が始まります。
太陽黄経240度、旧暦10月亥の月の中氣です。
七十二候
初侯 虹蔵不見(にじ かくれて みえず)
次候 朔風払葉(きたかぜ このはをはらう)
末候 橘始黄(たちばな はじめてきばむ)
小雪 生活とならわし
小雪のくらし。
冬は『蓄える』時期で、栄養やエネルギーだけでなく知識を蓄えても良し。な時です。
冬は蓄える時期です。
栄養やエネルギーだけでなく、知識も蓄えることも良い自分磨きの時期となります。
この時期に知識を蓄えておくことで、春を迎える頃にはそれが糧となって花を咲かせます。
自己表現をするよりは、今はエネルギーを溜めておくことに適しています。
『冬眠』という言葉があるように、活動的になるよりも身体を整えることを意識すると良い時期ですが、骨と関係深い季節なので、寒いからと言って閉じこもるよりも適度な運動を心がけましょう。
日光浴が特におすすめです。
服装に黒色を取り入れて光の吸収を促進します。
黒は腎機能を高める働きと、内側に留める働きがあるそうです。
なので、自己表現に抵抗がある人は特に表現の場に出るときは黒以外の色を取り入れる方が良いそうです。
自然の冷え込みが始まる時期です。
心の冷えも取り除き、温かさと安心感を取り戻すことが大切です。
冷えは血行が悪くなっている状態なので、お風呂を冷え対策にしてしまうのが手軽にできる冷え対策かもしれません。
・大根干葉湯 →立冬の記事もどうぞ。(詳細あり)
・レモンバーム、よもぎ、琵琶の葉をネットに包んでお風呂に入れる
・ジャスミン+ローズ+ネロリのブレンドオイルを入れてアロマバス
体調管理と食
冬は老化と関係深く、体の老化だけでなく物忘れにも注意が必要です。
五行では『水』にあたる冬は骨や腎臓・膀胱・耳とも関係深い季節で、腰痛やむくみ、耳鳴りといった症状が出やすいと言われています。
小雪の時期に摂りたい食材(▶をクリックで詳細へ)
・クルミ 老化予防・腰痛・下半身の冷え・耳鳴り・頻尿・咳・喘息・便秘
・とうもろこし 利尿作用・むくみ・高血圧予防・便秘・消化吸収力アップ※食物繊維が多いので子供や高齢者、胃の弱い方は食べすぎに注意。
・白菜 養生三宝(白菜・大根・豆腐)のひとつ。熱を冷ます・美肌・骨を強くする・風邪予防・貧血の予防と改善・血圧を下げる・むくみ・熱をさます(風邪・発熱・のどの渇きなど)
※冷え性や胃腸が弱い人は漬物などの生でいただくのを控えた方がベターとされています。
この時期、体力UP、免疫力UPな鍋、最強説。
小雪のHerbalism
この時期に用いたい精油やハーブ。
(ハーブ名の前にある▶をクリックで詳細へ)
サンダルウッド (Sandalwood)
学名:Santalum album
※特に精油として用いる場合、妊娠初期は避ける
サンダルウッドは心を落ち着け、内面的な平和と瞑想を促進します。小雪の時期にリラックス効果と精神の安定をもたらし、抗炎症作用や抗菌作用により風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。また、暖かい香りが心を和らげ、リラックスした状態を保つのに効果的です。
ラベンダー (Lavender)
学名:Lavandula angustifolia
別名:真正ラベンダー
ラベンダーはストレスを和らげ、心を落ち着かせてくれます。
小雪の時期には心の冷えを取り除き、温かさと安心感を取り戻すことが大切で、ラベンダーのリラックス効果がその助けになります。
ラベンダーは抗炎症作用と鎮痛作用があり、風邪の予防や体の緊張をほぐすのに役立ちます。
また、免疫力を高める効果もあり、冬の健康維持に効果的です。
ミルラ (Myrrh)
学名:Commiphora myrrha・Commiphora molmol
※精油として使用する場合は特に妊娠中・生理中は避ける。
ミルラは浄化と保護の象徴とされ、心を浄化し、内なる力を引き出すのに役立ちます。
小雪の時期には新しい季節に向けての心の準備と浄化が必要で、ミルラはその助けとなるでしょう。
ミルラは抗菌作用があり、風邪や感染症の予防に効果的です。
また、冷えた体を温め、心身のバランスを保つのに役立ちます。
レモンバーム (Lemon Balm)
学名:Melissa officinalis
別名:メリッサ・西洋山薄荷
※精油として用いる場合、妊娠中・授乳中、前立腺肥大・緑内障の症状がある人は避ける・刺激強・乳幼児は使用しないこと
レモンバームはリラックス効果で心を穏やかにしてくれます。
心の冷えを取り除き、温かさと安心感を取り戻すことが大切なこの時期に、レモンバームがその助けになります。
レモンバームは抗ストレス作用があり、心の平静を保つのに役立ちます。
また、消化を助ける効果もあり、冬の寒さで胃腸の調子が悪くなるのを防ぐのに効果的です。
ならわし
11月23日 新嘗祭
その年の新穀を供え、実りと収穫を感謝する神事。
このご神事は奈良時代から続くと言われていて、一年の中でも特に重要なご神事とされています。全国の神社でも行われます。
「新」はその年に収穫された新穀、「嘗」は神と人が共に食す『神人共食』を意味しているとのこと。
新嘗祭が終わるまでその年の新米をいただかない。という風習もあったそうです。
11月23日に行われるようになったのは新暦を使うようになってからで、旧暦の頃は霜月の2回目の卯の日に行われていました。
戦後になって国家神事の『新嘗祭』という名前から、収穫と共に農事だけでなく働けること、働いている人への感謝を表す『勤労感謝の日』という名称に変わりました。
祝日としては勤労感謝の日と名前は変わりましたが、今でも皇室はじめ神社で新嘗祭は重要なご神事として執り行われています。
新年に向けての準備もありますね。
毎年どうしよう…となってしまうので、今年こそ計画的に進めて参りたいと思います。
毎年言ってるよねw
毎年少しづつ改善していくスタイルなのです…
小雪の時期は、自然の変化を感じながら自分自身の内面を見つめ直す良い機会です。
寒さが増す中で心と体を温かく保ち、春に向けての準備を整えましょう。
皆さんが健康で充実した冬を過ごせますように。
Notes and Prerequisites(注意事項):
健康に関する注意:
記事内の情報は一般的な知識を提供するものであり、医療のアドバイスを代替するものではありません。
持病やアレルギーがある方、妊娠中や授乳中の方は、ハーブや精油を使用する前に医師に相談してください。
ハーブや精油の取り扱い:
ハーブや精油は濃縮された成分を含んでいるため、正しい知識と注意が必要です。
使用する際は必ず適量を守り、皮膚に直接使用する場合は希釈して使用してください。
目や粘膜に触れないよう注意し、万が一目に入った場合はすぐに洗い流し、必要なら医師の診察を受けてください。
小さなお子様やペットの手の届かない場所に保管してください。
記事内のレシピや使用方法は自己責任でお試しください。
個々の体質や状況によって効果や反応が異なるため、自己判断のもとで行ってください。
万が一、使用後に異常が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
スピリチュアルな観点の理解:
記載されているスピリチュアルな情報は文化や個々の信念に基づいたものであり、科学的根拠に基づくものではありません。
スピリチュアルな実践や信念は個人差があり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。
環境への配慮:
ハーブや精油は自然からの恵みです。使用する際は環境への影響を考慮し、持続可能な方法で採取されたものを選びましょう。
廃棄する際は適切な方法で処理し、環境への負荷を最小限に抑えるよう心がけてください。
コメント