【二十四節氣】小雪(しょうせつ)

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二十四節氣 小雪

冷ゆるが故に、雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)

キリヱ
キリヱ

雨が雪に変わる時期で、本格的な冬が始まります。

暦便覧

太陽黄経240度、旧暦10月亥の月の中氣です。

七十二候

初侯 虹蔵不見(にじ かくれて みえず)
次候 朔風払葉(きたかぜ このはをはらう)
末候 橘始黄(たちばな はじめてきばむ)

小雪 生活とならわし

11月23日 新嘗祭

その年の新穀を備え、実りと収穫を感謝する神事。
このご神事は奈良時代から続くと言われていて。一年の中でも特に重要なご神事とされています。全国の神社でも行われます。
「新」はその年に収穫された新穀、「嘗」は神と人が共に食す『神人共食』を意味しているとのこと。
新嘗祭が終わるまでその年の新米をいただかない。という風習もあったそうです。
11月23日に行われるようになったのは新暦を使うようになってからで、旧暦の頃は霜月の2回目の卯の日に行われていました。
戦後になって国家神事の『新嘗祭』という名前から、収穫と共に農事だけでなく働けること、働いている人への感謝を表す『勤労感謝の日』という名称に変わりました。


小雪のくらし。

冬は『蓄える』時期で、栄養やエネルギーだけでなく知識を蓄えても良し。な時です。


この時期に知識を蓄えておくことで、春を迎える頃にはそれが糧となって花を咲かせます。
『冬眠』という言葉があるように、活動的になるよりも、身体を整えることを意識すると良い時期です。
が、骨と関係深い季節なので、寒いからと言って閉じこもるよりも適度な運動を。

冷えは血行が悪くなっている状態なので、大根干葉湯やレモンバーム、よもぎ、琵琶の葉をネットに包んでお風呂に入れたり、
ジャスミン・ローズ・ネロリのブレンドオイルを入れて入浴するのもお勧めです。

この時期症状が現れやすい老化や腰痛、下半身の冷えの予防に栄養価の高いクルミがおススメ食材。
肺と腎の経絡と関係していて、呼吸器の強化や便秘改善に良いとか。
熱性が強く、冷え性に良いと言われますが、そこまで冷えていない人が食べ過ぎると吹き出物の原因となるため注意。
白菜、大根、豆腐の「養生三宝」のひとつである白菜は、熱を冷ます作用があり、風邪や発熱、喉の渇きに。
そのため冷え性だったり胃腸が弱い人は漬物などの生でいただくのを控えた方がベターな食材だとか。

この時期、体力UP、免疫力UPな鍋(特に湯どうふ)最強説。

本格的に寒くなる時期。
『冷え』対策をしながら、春に向けての養生と準備を。

キリヱ
キリヱ

新年に向けての準備もありますね。
毎年どうしよう…となってしまうので、今年こそ計画的に進めて参りたいと思います。

アネ
アネ

毎年言ってるよねw

キリヱ
キリヱ

毎年少しづつ改善していくスタイルなのです…