二十四節氣
春
立春 春の氣たつを以て也
雨水 陽氣地上に発し、雨水となれば也
啓蟄 陽氣地中にうごき、ちぢまる虫、穴開き出れば也
春分 日天の中を以て昼夜等分の時也
清明 万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草としるる也
穀雨 春雨降りて百穀を生化すれば也
夏
立夏 夏の立つがゆへ也
小満 万物盈満すれば草木枝葉繁る
芒種 芒ある穀類稼種する時なれば也
夏至 陽熱至極し、又、日の長さの至りなるを以て也
小暑 大暑来れる前なれば也
大暑 暑氣至りつまりたるゆえんなれば也
秋
立秋 初めて秋の氣立つがゆへなれば也
処暑 陽氣とどまりて、初めて退きやまんとすれば也
白露 陰氣ようやく重なりて梅雨こごりて白色となれば也
秋分 陰陽の中分となれば也
寒露 陰寒の氣に合って、露むすび凝らんとすれば也
霜降 露が陰氣に結ばれて、露となりて降るゆへ也
冬
立冬 冬の氣立ち初めていよいよ冷ゆれば也
小雪 冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也
大雪 雪いよいよ降り重ねる折からなれば也
冬至 日南の限りを行て日の短きの至りなれば也
小寒 冬至より一陽起るが故に陰氣に逆らう故益々冷る也
大寒 冷ゆることの至りて甚だしきなれば也